健康・医療

《たった1分》【ばんそうこう貼るだけ健康法】首・肩こり、ひじ、歩行時の痛み、ぽっこりお腹や便秘対策になる貼り方を紹介

ばんそうこう
「ばんそうこう貼るだけ健康法」を紹介(写真/イメージマート)
写真20枚

どんな家庭にもきっとある『ばんそうこう』は、傷を治すものと思いきや、貼るだけで体の痛みやこりがあっという間に消えると話題に。理学療法士の山内義弘さんは、「こりや痛みは揉んでも解消されません。その原因となっている部分の皮膚をわずかに引っ張ることで、関節や筋肉の働きを改善することができる」という。そこで、ばんそうこうを使った健康法を紹介。首・肩こり、ひじ、歩行時の痛み、ぽっこりお腹も便秘も解消するという貼り方とは?

なぜばんそうこうを貼るだけで痛みが改善される?

関節を覆っている関節包という膜の中にあるセンサーが、体をどう動かすかなどの指令を脳に送っていて、このセンサーの動きが悪いと痛みが生じるが、わずかな刺激を与えることで正常な働きに戻すことができる。

理学療法士の山内義弘さん
理学療法士の山内義弘さん
写真20枚

山内さんいわく「改善したい筋肉や関節の動きを正常に戻すのに、ばんそうこうが持つほんのわずかな伸び具合がぴったりでした」という。

一度正しい情報が伝われば、何度も刺激する必要はなく、関節の場合は1分、筋肉なら5分で充分だそう。それだけで効果はしばらく持続し、貼る位置は多少ずれても問題ないそう。

「ただ、貼る方向が正しくないと、刺激を与えるはずが、逆に緩めることになってしまうので気をつけましょう」(山内さん)

ばんそうこうの選び方

100円ショップや、コンビニのPB商品など、どのメーカーのばんそうこうでもOK。ただし、テーピング用のテープなど伸縮性がありすぎるものは不向き。サイズも決まりはないが、20×70mmのものや細長い形状のものが貼りやすい。

ばんそうこうの選び方
ばんそうこうの選び方
写真20枚

ばんそうこうを貼るときの共通ポイント

・貼る方向を確認して始点を決める。そこにばんそうこうの片側を貼り、手指で押さえて、別の手指で反対側を軽く引っ張りながら終点まで貼る。

ばんそうこう
貼る方向を確認して始点を決める
写真20枚

・ 関節にアプローチ する貼り方の場合は1分貼る

・ 筋肉にアプローチする貼り方の場合は5分貼る

ここからは痛みの部位ごとにばんそうこうの貼り方を紹介する。

首・肩こり

デスクワークやスマホの見すぎなどで同じ姿勢をとり続けると、体が内巻きになり、首や肩こりの原因に。巻き肩や猫背の“震源地”は薬指だという。

同じ姿勢をとり続けると、体が内巻きになり、首や肩こりの原因に
同じ姿勢をとり続けると、体が内巻きになり、首や肩こりの原因に(イラスト/やまなかゆうこ)
写真20枚

【ばんそうこうの貼り方】

手のひらを自分の方に向けて薬指の先端に、ばんそうこうを外向きに巻くように貼っていく。こっている方の薬指に巻くので、両方こっている場合は両手の薬指に巻こう。起床時に肩がこっている場合は、夜貼って寝るのもおすすめだ。薬指にばんそうこうを貼って刺激を与えることで、自然と肩や胸が開き、体が外巻きになってくる。

ばんそうこうの貼り方
ばんそうこうの貼り方 ※左手のひらの図
写真20枚

・腕の骨にアプローチ

腕をひねる起点の軸は、前腕の内側にある細い骨・尺骨の延長線上にある手の薬指にある。ここに刺激を与えれば痛みは改善できる。

腕の骨にアプローチ
腕の骨にアプローチ(イラスト/Pikovit/PIXTA)
写真20枚
関連キーワード