【5】マットレスは柔らかすぎず硬すぎず
「マットレスは柔らかすぎると体が沈み込み、体を動かす力がより必要になるため、疲れが取れにくい。ただし、硬すぎても体とマットの間に隙間ができ、筋肉がゆるまないため体が動かしにくい。マットレスの上に仰向けに寝て、腰と布団の隙間が埋まる程度の柔らかさを選びましょう」
「スマートスリープ ベーシック」

硬すぎず柔らかすぎない、人体の柔らかさに近い「等反発」マットレス。体に負担をかけずに寝返りをサポートする。
シングルW97×L195×H15.5cm/13万2000円(ほかにセミダブルあり)/パラマウントベッド
「ムアツマットレス 20年ムアツX」

硬さの異なる3層のウレタンで体を支えることで理想的な寝姿勢をキープ。凹凸フォームの高い弾力性が無意識の寝返りをサポート。
シングルW97×L195×H10cm/14万3000円(ほかにセミダブル、ダブル、クイーン、キングあり)/昭和西川
【6】掛け布団は軽いものにする

「重い布団だと動きにくいので、動きを邪魔しない軽いタイプがおすすめです。掛け布団カバーがモコモコしているタイプは摩擦が大きくなり、寝返りがしにくい原因に。カバーがモコモコしている場合は、つるんとした素材のパジャマを選ぶと摩擦が起こるのを防げます」
寝返り回数が測れるグッズも登場!
「ブレインスリープ コイン」


ウエスト部分に本体を装着するクリップタイプ。寝床内温度も測定できる。
寝返りの回数に加え、どんな向きで寝ているか、深い睡眠がどのくらいできているかなどの睡眠状態を、無料のアプリと連携して可視化し、最適な睡眠リズムをつくりだすサポートをする。
8800円/ブレインスリープ
◆快眠セラピスト 睡眠環境プランナー・三橋美穂
1万人以上の眠りの悩みを解決してきた睡眠のスペシャリスト。全国での講演活動、寝具や快眠グッズのプロデュースも手がける。著書に『眠りのさじ加減 65歳からのやさしい睡眠法』(青志社)ほか。https://sleepeace.com/
◆パラマウントベッド睡眠研究所所長・木暮貴政さん
寝具が睡眠に及ぼす影響などを研究し、「眠りSCAN」の開発(第8回ものづくり日本大賞 経済産業大臣賞を受賞)、「眠りSCAN」を用いた臨床研究や、心地よい眠りを促す自動運転ベッドの研究などに従事。博士(医学)、修士(工学)。
取材・文/苗代みほ
※女性セブン2025年3月6日号