「箱根・強羅 佳ら久×岡田美術館」作品をオマージュした至福のグリル料理を堪能
いよいよ今回の旅の目的「岡田美術館学芸員監修の料理説明で味わうグリルコース」を頂くべく、グリルレストラン 十邑(とむら)へ。岡田美術館とコラボした、収蔵作品をオマージュした特別なコースは、シェフが目の前で調理する料理と合わせる有田焼の器が見どころ。
料理に加え、作品や器についてシェフが説明をしてくれるライブ感あふれるひと時は、鑑賞した作品を思い出したり、江戸時代の旅に思いを馳せたり。料理を頂きながらさまざまな思いが頭を巡り、想像が広がります。

まずは金色のお盆に、風神・雷神が染付で描かれた器が登場し、昼に鑑賞した「風・刻」のイメージが蘇ります。器の中の料理は「京野菜のポトフ(京都)」と「琵琶湖鱒のミキュイ(滋賀)」。コースは、箱根に縁のある東海道を京都から江戸までさかのぼるようにご当地素材を使って進むというのもユニークで粋な試みです。

「伊勢海老のビスク」と合わせた有田焼は、岡田美術館に収蔵されている将軍にも献上していた最高級品の伊万里で作られた鍋島藩窯の色絵唐花文皿をイメージ。伊勢海老の赤と器の鮮やかな色調のハーモニーが美しい一品。

「グリルコースなのに?」と驚いたのがイタリアンの「鰻のタリアッテレ(浜松)」。鰻とパスタという組み合わせも珍しいですが、非常に相性がよく美味で印象に残る一品。ここからはグリル料理の本領発揮というべく「金目鯛の鉄板焼き」、「相州牛サーロイン」が目の前でダイナミックに調理され、その様は迫力満点。



〆の「しらすの高菜の焼きご飯」、デザートの「もなかアイスクリーム」まで、料理は岡田美術館の大壁画「風・刻」、あるいは収蔵品をイメージした有田焼の器が使われています。「料理の引き立て役ではなく、『器』が主役で料理を考えた」という通り、作品の世界観を体感し五感が刺激されるアートなグリルコースは、ぜひ現地でシェフとの対話を楽しみながら味わってみてください。
地元食材の美味な朝食。11時のチェックアウトまでのんびりと
朝食は、水のテラスを望む気持ちの良いメインダイニング「六つ喜」で和食を頂くことに。地元食材を使った「おばんざい」、焼き物の下田産の真鯵など、専用に釜炊きされたご飯がすすみます。

朝食後はゲストラウンジ間(AWAI)で、食後のコーヒーを頂き、チェックアウトぎりぎりまで館内を散策したり、温泉を楽しんだりとのんびりと過ごしました。


自然、温泉、アート、美食、絶景と、箱根の魅力を存分に味わえる箱根・強羅 佳ら久での滞在は、ミシュランキー選出も納得するクオリティーと心地よさ。夫婦旅や大人の家族旅行はもちろん、記念日旅行など特別な時にもおススメです。
■箱根・強羅 佳ら久 https://gora-karaku.orixhotelsandresorts.com/
「岡田美術館学芸員監修の料理説明で味わうグリルコース」
https://gora-karaku.orixhotelsandresorts.com/news/9616/
5月11日(日)泊まで上記料理で提供。以降料理内容は変更予定
料金:2名1室利用、1名あたり7万2600円~(税込:1泊2食・岡田美術館入館券付)