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『涙の女王』主役のキム・スヒョンに未成年交際トラブル 亡くなった交際相手キム・セロンさんの遺族が告発、CM契約解除にまで広がる事態に 

韓国の俳優・キム・スヒョンの未成年交際トラブルが大きな問題になっている(写真/共同通信社)
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韓国での最終話の視聴率が『愛の不時着』(2019年)を超えた伝説のドラマ『涙の女王』(2024年)。主役のキム・スヒョン(37才)は、“泣きの天才”と称される演技力で視聴者を魅了してきた。

しかし、韓国芸能界はいま、彼を巡るトラブルで大きく揺れている。

事の発端は、女優のキム・セロンさん(享年24)が、2月16日に自宅で亡くなったことだった。

「自死だとみられています。2022年5月に飲酒運転で事故を起こしたセロンさんは、2023年4月に罰金刑を言い渡され、芸能活動を自粛しました。

当初、7億ウォン(約7000万円)にのぼる賠償金は彼女の所属事務所が負担しましたが、昨年になって事務所が返還を要求。9才の頃から天才子役として知られたセロンさんですが、最近は仕事がなく金銭苦が報じられており、とても返せる額ではなかった。そこで彼女が返済について相談したのが、同じ事務所のスヒョンさんでした。

後で明らかになるのですが、ふたりは元恋人だったのです。しかし、スヒョンさんは彼女のSOSを無視。そして最悪のシナリオに突き進んでいくのです」(韓国在住ジャーナリスト・以下同)

2024年3月、ちょうど多額の借金を背負った頃、セロンさんはSNSにスヒョンと頬を寄せ合ったツーショット写真を投稿した。瞬く間にふたりの交際説が飛び交ったが、スヒョンは「熱愛は事実無根」と強く否定。セロンさんが世間から“売名行為”などとバッシングを受ける事態となった。

交際はなかったというスヒョンの主張を一蹴した一枚(カロセロ研究所より)
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「スヒョンさんにSOSを無視され、世間に交際を信じてもらえなかったセロンさんは次第に追い込まれていったのでしょう。

セロンさんの遺族は自死の責任はスヒョンさんにもあると考え、3月10日、韓国の暴露系YouTubeチャンネル『カロセロ研究所』で、ふたりの交際は事実だとし、彼に対する告発に踏み切りました」

遺族は「交際はセロンがまだ15才のときに始まった」と未成年交際を訴え、さらにその翌日には、スヒョンがセロンさんの頬にキスする写真を公開した。

「韓国は日本よりもはるかに未成年との交際に厳しく、『小児性愛』として指弾する人が多いほどのタブー。さらに熱愛説を真っ向から否定していたにもかかわらず交際の証拠となる写真が出てきたことで、彼に対する疑惑と批判の声は大きくなるばかりです」

そんななか相次いでいるのが、スヒョンのCMや広告の契約解除だ。「PRADA」は3月14日に、韓国のコスメブランド「Dinto」は翌15日に契約解除を発表。ほかの企業も次々に彼が掲載された写真や動画を削除する動きを見せており、スヒョンは事実上の活動休止状態に追いやられているという。

「未成年交際を主張する遺族に対し、スヒョンさんは交際こそ認めたものの“成人してからだった”と反論。双方の言い分は食い違うことが多く、膠着状態が続いています。セロンさんの遺族はスヒョンさんを告訴する構えを見せているので、もし裁判となれば、年単位でスヒョンさんは芸能活動ができなくなるかもしれません」

“泣きの天才”が真実を語る日は来るのか。

※女性セブン2025年4月10日号