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朝ドラ『あんぱん』主演の今田美桜「平日は撮影を頑張って、土日はセリフや方言の練習にあてる」 のがルーティン 夫役・北村匠海の印象も語る

朝ドラ『あんぱん』主演の今田美桜
朝ドラ『あんぱん』主演の今田美桜(撮影/植村マサ)
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“アンパンマン”を生み出した、やなせたかしさんの妻を主人公に据えたNHK連続テレビ小説『あんぱん』が、3月31日にスタート。主演を務める今田美桜の撮り下ろしやキャスト紹介で、ドラマの魅力を一挙に紹介する。

劇中の私の走りを見てほしいですね(笑い)

3365人が参加したオーディションを勝ち抜き、『あんぱん』のヒロインとなった今田。漫画家やなせたかしの妻・暢をモデルとした朝田のぶを演じる。

朝ドラ『あんぱん』主演の今田美桜
漫画家やなせたかしの妻・暢をモデルとした朝田のぶを演じる(撮影/植村マサ)
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「のぶは、元気で活発で『韋駄天おのぶ』と言われるくらい足が速い女性です。私自身、中学生のとき陸上をやっていたので、その経験が少しでも生かせていたらいいなと思っています。顧問の先生にも、劇中の私の走りを見てほしいですね(笑い)。あと、のぶも私も3人きょうだいのいちばん上なので、きょうだいとのやり取りや、姉だからこその悩みには、共感しました」(今田、以下同)

朝ドラ『あんぱん』主演の今田美桜
人生初のパン食い競走を撮影で経験(撮影/植村マサ)
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また、人生初のパン食い競走を撮影で経験したといい、「楽しかったです」とにっこり。現場の明るい雰囲気が伝わってくる。

「朝田家での撮影も楽しいです。江口のりこさん(母・羽多子役)以外は初対面でしたが、浅田美代子さん(祖母・くら役)はとってもチャーミングで、江口さんはガンガンツッコミを入れて、それを見て妹たちが笑って、吉田鋼太郎さん(祖父・釜次役)が時にグッと引き締めてくれるときもあったり。愉快でいい家族だなと思っています」

朝ドラ『あんぱん』主演の今田美桜
朝ドラヒロインの撮影は毎回ハードだといわれるが…(撮影/植村マサ)
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ともあれ、朝ドラヒロインの撮影は毎回ハードだといわれるが…今田はどう感じている?

「確かに大変ですが、土日はお休みなので、平日は撮影を頑張って、土日はセリフや方言の練習にあてるというルーティンができてからは楽しめています。あとは、好きなものを食べて、お友達と遊んで適度に息抜きするのも大事ですね。このまま健やかに撮影を乗り切りたいです」

朝ドラ『あんぱん』主演の今田美桜
健やかに撮影を乗り切りたい(撮影/植村マサ)
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 ヘアメイク/渡嘉敷愛子 スタイリング/小蔵昌子 フローリスト/caco(fram) 取材・文/松本まゆげ

夫婦役がお互いの印象を告白!

今回が6度目の共演となる今田と北村匠海。撮影開始から約半年の間で感じてきたお互いの印象と役柄の魅力とは――?

主人公・朝田のぶ役/今田美桜

主人公・朝田のぶ役/今田美桜
主人公・朝田のぶ役/今田美桜(写真/NHK提供)
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「北村さんの落ち着いていて、冷静で、柔らかな部分は変わっていないですが、『あんぱん』を撮影しているときには、等身大な部分が垣間見える瞬間がたくさんあって、そこにホッとしています。北村さんのお芝居は、例えば映画『東京リベンジャーズ』みたいな不良役でも、今回の嵩のような役でも、根本は変わらないのかな…と思っていて、どちらも存在感がすごくあって素敵。

嵩はすごく明るいわけじゃないし、だからといって悲しいわけでもないし、すごく不思議な魅力がある子です。のぶみたいにたくさん笑う子じゃないので、嵩のうれしそうな顔を見たり、大きな感情の動きが見られると、のぶとしてはとてもうれしくなる瞬間がいっぱいあります」

のぶの夫・柳井 嵩/北村匠海

のぶの夫・柳井 嵩/北村匠海(写真/NHK提供)
のぶの夫・柳井 嵩/北村匠海(写真/NHK提供)
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「映画『東京リベンジャーズ』では、(役として)たくさん救ってきたんですけど(笑い)、今回はどちらかというと嵩がのぶに救われる局面が序盤から中盤にかけてすごく多いんです。

今田さんは、リハーサルから段取り、テスト、本番まで、何ひとつ手を抜かない。半年いっしょにやってきて、感受性というか、目の前で起きていることを素早くキャッチして、それをすぐに自分自身の感情にできる力というものを感じています。

戦争パートを撮影しているとき、(戦場は)男性のみのむさ苦しい現場なので、“今田さんを求めている空気”をひしひし感じるんです(笑い)。嵩としても、やはり“のぶがいてこそ”の『あんぱん』なんです」

妻夫木聡が朝ドラ初登場!豪華な共演陣を紹介

3月10日、放送に先駆けて『あんぱん』プレトークショーが開催。のぶ(今田)の妹役を演じる河合優実、原菜乃華と、嵩(北村)の弟役・中沢元紀が勢ぞろい。さらに、「パンという要素を物語にもたらす」というキーパーソン、屋村草吉を演じる阿部サダヲも登場してトークを繰り広げた。

『アンパン』出演キャスト陣
『あんぱん』プレトークショー(撮影/平野哲郎)
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意外にも朝ドラは初出演となる妻夫木。「念願が叶ってようやく朝ドラに出演できることに、喜びを感じております」と笑顔で挨拶した。

「あんぱんメンバーの素顔に迫る」という企画コーナーでは、“パン食い競走”の形式で質問が書かれたパンを出演者が一斉に選ぶことに。

また、新キャストとして嵩が所属する軍隊の上等兵・八木信之介役で妻夫木聡が参加することも発表された。北村にとって妻夫木は「人生で初めて出会った有名人」だという。北村が小学4年生のときに、妻夫木が先生役だった映画『ブタがいた教室』(2008年)に出演。それ以来の共演になるそうで、お互い感慨深そうに喜びを分かちあっていた。

◆NHK連続テレビ小説『あんぱん』

『あんぱん』キービジュアル
(写真/NHK提供)
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“アンパンマン”を生み出したやなせたかしと、妻・暢の夫婦をモデルに、生きる意味を失っていた苦悩の日々と、それでも夢を忘れなかった2人の人生を描く。NHK連続テレビ小説『あんぱん』は3月31日(月)放送開始。

※女性セブン2025年4月10日号

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