
髪がパサついていると、せっかくおしゃれをしても台無しに……。見た目年齢にも影響する髪。髪のプロである毛髪診断士指導講師の美香さんに美しい髪のつくり方を教えてもらいました。
美髪は日々の食事からつくる!
「肌には気を遣うのに、髪には無頓着な人が多いですね。年齢とともに、髪の変化に気づいたら、ヘアケアや食事にも気をつけ、髪を健やかに育てることを心がけてみてください」と美香さん。
髪のツヤが失われたり、抜け毛が増えるのは、偏った食事や加齢による栄養不足も原因に。
「まず髪のもととなるたんぱく質をしっかり摂って。健やかな髪の成長には、内側からのケアが不可欠です」
うねりケアに
摂りたい栄養&食材は…
ビタミンA (β-カロテン)…レバー、うなぎ、銀だら、にんじん、かぼちゃ、小松菜など
ビタミンE…アボカド、ほうれん草、アーモンドなど
大豆イソフラボン…大豆、豆腐、納豆、厚揚げ、豆乳など
「にらたっぷり豆腐チヂミ」
豚ばら肉、にら、しいたけを入れたチヂミ。つなぎに水切りした絹ごし豆腐を加えてヘルシーに。

おすすめヘアGoods「テクションヘアブラシ no.947」(ダブルアンドピーアッカカッパ プロ)
「シャンプー前のブラッシングで頭皮の血流を促し、美髪に。いろいろな方向から風を入れるようにするのがコツ」

白髪ケアに
摂りたい栄養&食材は…
ビタミンB2…レバー、チーズ、卵、のり、牛乳など
亜鉛…かき、牛肉、そら豆、レンズ豆など
銅…桜えび、するめ、ピスタチオ、カシューナッツ、アーモンドなど
「ほたてとそら豆、桜えびのパスタ」
パスタの具材にほたてやそら豆を。たくさん入れることで食べ応えのある一皿に。

おすすめヘアGoods「フジコ dekoシャドウ」(かならぼ)
「額から頭皮に向かってポンポンと塗り込んで。根元の白髪や薄毛が気になる部分をカバーできますよ。ドライパウダーが肌にフィットします」

ハリ・コシ・ツヤのある髪のケアに
摂りたい栄養&食材は…
たんぱく質…肉、魚、卵、豆類、乳製品など
ビタミンC…パプリカ、ピーマン、ブロッコリー、キャベツ、きゅうり、菜の花など
「白身魚のムニエル、らっきょうのタルタル」
鯛など白身魚のムニエルに、みじん切りにしたらっきょうの甘酢漬けと茹で卵、マヨネーズ、粗びき黒こしょう、塩を混ぜたタルタルをかける。

おすすめヘアGoods「エルジューダ ポイントケアスティック」(ミルボン)
「洗髪後、ドライヤー前に必ずコーミングし、ヘアオイルなどで髪を熱から守り、地肌と髪を乾かします。時間は7分くらい。終わったらヘアオイルを塗布し、髪の表面の浮き毛を必ずこのフィックス剤でキレイになでつけるようにしています」

薄毛ケアに
たんぱく質…肉、魚、卵、豆類、乳製品など
ビタミンB6…レバー、鶏ささ身、鶏むね肉、かつお、まぐろ(赤身)など
大豆イソフラボン…大豆、豆腐、納豆、厚揚げ、豆乳など
「豚しゃぶサラダのにんにくだれ」
さっと茹でた薄切り豚肉、薄切り玉ねぎ、湯むきしたトマトに、にんにくとしょうが、しょうゆとバルサミコ酢、オリーブ油を加えたたれをかける。

おすすめヘアGoods「ザ・ヘアケア アデノバイタル アドバンスト スカルプエッセンス」(資生堂プロフェッショナル)
「薄毛や脱毛を予防しながら発毛を促進してくれるだけでなく、しっかりとした髪に育ててくれます」

※商品価格は全て税込。価格は編集部調べです。
◆教えてくれたのは:毛髪診断士指導講師・美香さん
ファッションデザイナーから転身し、本当に自分が行きたい大人のためのヘアサロン『AMATA』をオープン。毛髪科学理論に基づき、悩みに合った施術やアドバイスを提供。
『食べるだけでキレイに近づく! 毛髪診断士・美香が作る 美髪ごはん44』 (小学館)が発売中。
撮影/平林直己、北原千恵美、神林環(料理写真) 取材・文/近藤鈴佳
※女性セブン2025年4月10日号