
指先ひとつでなんでもできるスマホは、ひみつ道具が次々と出てくるドラえもんの「ポケット」のようだ。便利な道具もお助け道具も詰まっているが、使い方次第ではのび太のように失敗してしまうこともある。
【フリマアプリ】リアル店舗と価格を比較して出品者を見極める
スマホを“家の電話代わり”にしているだけではもったいないと指摘するのは、ファイナンシャルプランナーの風呂内亜矢さんだ。
「ネットショッピングやキャッシュレス決済、フリマ、オークション、ポイ活、アルバイトや副業、銀行口座の管理、投資までスマホでつかめるマネーチャンスは無限大です。買い物や支払いといった日常していることはスマホを使った方がずっと楽でお得になることが多いんです」
健康寿命が延びたことで、老後に自分と向き合い人生を整理する終活は、いまやたしなみともなった。そのなかで、「自宅の整理」「不要品の始末」に取り組む人は多い。そこで活用できるのがフリマアプリだ。近年注目されるのは「メルカリ」だが、ほかにも「Yahoo!フリマ」や「楽天ラクマ」などいくつかのサービスがある。All Aboutフリマガイドでフリマアプリ専門家の川崎さちえさんが言う。

「昨年、メルカリで取引トラブルがあり大きなニュースになりましたが、フリマアプリにおいて『購入した商品が発送されない』『ブランド品を買ったがニセモノだった』というトラブルは枚挙に暇がありません。
最近は米や野菜をメルカリで買う方が安いという声があるものの、それもきちんとした商品を見分けられるかどうかにかかっています。あまり慣れてない人は大きな買い物はせず、リアル店舗と価格を比較して、評価などを見ながら信頼できる出品者かどうかを慎重に見極めてほしいですね」(川崎さん・以下同)
古い食器が“アンティーク”に
では、自分にとって不要になったモノを売る場合はどうか。川崎さんがすすめるのは本やDVDだ。
「着なくなった洋服を出品したいと考えるシニア女性のかたは少なくありませんが、最初からスムーズに売るのは簡単なことではありません。出品には状態がよくわかるよう見栄えよく写真を撮る必要があり、うまくないと購入されないケースも多いです。最初は本やDVDを出品すると、撮影も洋服に比べれば簡単で、売れたときの梱包もしやすいです。
狙い目は、“卒業した推し活グッズ”。推し活は常に人が動いているので、自分は卒業しても、新規で推し始めた人にとっては貴重なグッズだったりすることもあります。昔の食器もアンティークやレトロ商品として購入する人もいるので出品してみてもいいですね」

出品するなら、手数料と送料がかかることを忘れてはかえって損をする。
「出品者には手数料がかかります。メルカリやラクマ(変動形)は10%で、Yahoo!フリマは5%なので手数料の安さで選ぶならYahoo!フリマがいい。
一方、ラクマにはブランド鑑定サービスがあり、対象商品は鑑定がほぼ必須になっているので高いブランド品を買うならばラクマを利用するのも手です。
また、出品した商品が売れたとしても発送には送料がかかります。本やDVDなど梱包が小さければそこまで負担は大きくありませんが、それでも販売金額と鑑みて自分の手元にいくら残るのかは出品前にシミュレーションすることがマストです」
スキマバイトなら「好きな時間」に「自由な働き方」ができて即収入
スマホをうまく活用すれば、儲けるためのツールにもなる。前出のフリマもコツを掴めば大きな収入が見込める可能性はあるが、それよりもいま注目されているのは、スマホで探せる「スキマバイト」だ。

「タイミーに代表される『スポットワーク』のアプリはいまいくつもの種類があり、それに登録すると自分のちょっとした空き時間に働くことができます。また、都心部ではレンタル傘やモバイル充電器のスタンドが各所に設置されていますが、それらを移動させるだけの仕事もある。
歩くだけでポイントが貯まるポイ活アプリも根強い人気がありますが、それと組み合わせればポイントも収入も得られますし、健康効果も期待できる。決まった時間に決まった場所で働くよりも効率的に働けるので、まずはどんな仕事があるのか、アプリの登録をしてみてもいいでしょう」(風呂内さん・以下同)
スマホアプリを利用する際は、個人情報の流出にはくれぐれも気をつけたいところ。それを念頭におきつつ、さまざまなアンケートに回答して報酬を得るなどの副業もある。
「自分の情報をどこかに知らせたり見せたりというマーケティングに抵抗が少なければアンケートサイトに答えるとか、レシートを撮影して送ることでポイントをもらって稼ぐこともできます。写真を撮るのが得意な人であれば、写真を販売するストックフォトに登録して、素材として販売して収入を得ることができますよ」
※女性セブン2025年4月10日号