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50代の美容家・君島十和子さん&森田敦子さんの“インナービューティー”の育て方「自己免疫力アップには腸活」「栄養を肌や髪に取り入れていくためには血管・血流の強化が不可欠」

君島十和子さん&森田敦子さん
君島十和子さん(右)&森田敦子さん(左)(撮影/彦坂英治[まきうらオフィス])
写真3枚

常に進化する美容家であり50代でもある、美容家・君島十和子さん(58歳)と、植物療法士で株式会社サンルイ・インターナッショナル代表・森田敦子さん(59歳)にこれからの美容について聞いた。エイジレスに輝く50~60代女性に向けた、すぐに役立ち毎日を前向きに過ごすヒントが詰まった実用ムックシリーズ『reShine春号』から君島さんと森田さんの対談を一部抜粋して紹介する。

“女はアラカンから。それまでは、卵かひよこです”(森田さん)

「20代に大病を患ったことを発端に植物学を学ぶために渡仏したのですが、そこで目の当たりにしたのがフランスの女性達がいくつになっても性を謳歌している姿でした。ただ健康であればいいのではなく、恋もしたり、セクシャリティを大切にする。

妊娠の可能性を考えなくてよい更年期以降の女性は、軽やかにセクシャリティを楽しめる世代。内側を美しく整え潤う身体を作っておけば、これからの人生をより豊かに過ごせると思っています」(森田さん)

“価値観を変えてくれた腸活は私のライフワーク”(十和子さん)

「私にとって人生を豊かにしてくれる美容は、間違いなく腸活。始めたきっかけは肌トラブルからでしたが、腸活が健康だけでなくメンタルやパフォーマンスにも影響を及ぼすことを知り、本当の美しさとは何かと考えたり、自分の身体そのものに注意がいくようになりました。今や生活の指針はすべて“腸活のために”(笑)。私の美に対する価値観を変えてくれたのが、腸活ですね」(十和子さん)

十和子さん→森田さんへの美のプレゼンテーション「生活すべての中心に腸活をおいています」

美容家である十和子さんが腸活に目覚めたきっかけは何だったのでしょうか?

「40代のころから腸活はしていたのですが、当初はヨーグルトさえ食べていればいいと思っていました。その後、腸の健康は見た目的なことだけでなくメンタルにも影響があることを知り、そこからのめり込みました(笑)。

例えば幸せホルモンと言われるセロトニンの9割が腸で作られていたり、勉強すればするほど腸が人体や精神に与える影響の大きさに驚き、これはもっと勉強して私なりの方法で皆さんにお伝えしたいと思ったんです」

君島十和子さん
ペプラムニット 4万4000円、スカート6万8200円/コルコバード、ブラウス 2万6400円/ソブ(ともにフィルム)、イヤリング 67万1000円、リング 30万8000円/ポメラート(ポメラート クライアントサービス)、靴/スタイリスト私物(撮影/彦坂英治[まきうらオフィス])
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腸活が生活の中心、と言い切る十和子さん。

「これから60代に向けてアップしていきたい自己免疫力にも腸活が不可欠。食事や運動など毎日続けられて、かつ効率的な腸活方法を、これからも皆さんと共有したいと思っています」

森田さん→十和子さんへの美のプレゼンテーション「体温は常に36.5度以上、という覚悟で日々を過ごしています」

50代こそインナービューティーを本格的に始めるチャンスと森田さん。

「外側からのケアで表面上整えられるのは、女性の場合40代後半がひとつのリミット。そこからは身体が劇的に変わっていく。でもだからこそ、本当の意味での美容的なライフスタイルに切り替えられる時とも言えます」

森田敦子さん
森田敦子さん(撮影/彦坂英治[まきうらオフィス])
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中でも特に強化すべきは、血管と話す森田さん。

「一番大切なのは取り入れた栄養をしっかり肌や髪に取り入れていくこと。そのためには栄養の輸送ポンプである血管・血流の強化が不可欠。体温が上がり、免疫力も高まります」

今年60歳になる森田さんに、今後の目標を伺いました。

「ほうれい線や髪が薄くなるのは気にしませんが、血流だけはコントロールしていきたい。おしゃれもしたいし、外からは見えない内面を潤わせておくことで、いつでも大丈夫な身体にしておきたいと思っています」

◆美容家・君島十和子

FTCクリエイティブディレクター、美容家。モデルや女優として活躍後、結婚を機に芸能界を引退し、美容家として活躍。2024年にはメイクに特化した新グローバルブランド『TWK』を発表。

◆植物療法士・株式会社サンルイ・インターナッショナル代表・森田敦子

日本における植物療法士と性科学の第一人者。サンルイ・インターナッショナル代表。人生100年時代の健康を見据え、産前産後や介護の現場で女性の健康をトータルにサポートする可能性を追求している。

ヘアメイク/黒田啓蔵(Iris)[君島さん] スタイリスト/後藤仁子[君島さん] 構成・文/加治かおる

『reShine春号』では、山口智子さんが表紙を務める。インタビューでは山口さんが60歳からのリ・スタートについて語る。また、リアルに交友のある著名人同士<岸谷香さん×久保純子さん><木佐彩子さん×佐々木明子さん>らが、今だからこそできる日々の楽しみ方や自分アップデート法を本音でトーク。一方、「ソロ活でアラカンはもっと輝く!」をテーマに、子供が巣立った亜希さんのおひとり様レシピ、富岡佳子さんの自分の時間を豊かにするソロ活も紹介。白髪と薄毛完全対策、60歳からがかっこいいパリマダム式ヘアメイクなどの特集も掲載している。

※『reShine』2025年春号

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