気になる賞味期限は…
チルド麺が置かれているのは、焼きそばの麺と同じ冷蔵コーナー。生麺ゆえに賞味期限が短いと思い込んでいる人が多いようだが、日清食品チルドでは、以前は20日だったものが60日に延長されるなど、かなり日持ちするようになってきている。長期間冷蔵庫に常備できるので、保存食としても活用でき、非常時や急な食事にも対応できそうだ。
冷やし中華とも違う「冷たい」エスニックチルド麺
そのほか、これから暖かくなる季節に向けて注目のチルド麺もご紹介しよう。タイ料理の有名店「mango tree(マンゴーツリー)」監修で、ココナッツミルクのコクが感じられる「冷たいトムヤムクンのラーメン 2人前」も新登場。冷製で食べる麺といえば冷やし中華が代表格。それ以外にはあまり種類がなかったが、開発段階で社内の評判がよく、発売につながった一品だ。レモングラスの風味がきいていて、エスニック系の味わいが好きな人も納得の味になっている。

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名店ならぬ銘菓「カラムーチョ」とのコラボ焼きそば
1984年に登場し、発売から40周年を迎えた湖池屋の人気スナック菓子「カラムーチョ」味の焼きそばも新たに発売された。コシのある中華麺を使用し、野菜やチキンの旨みをベースに、ローストした唐辛子やガーリックが味わい深い特製粉末ソースは、まさにカラムーチョの“辛旨い”おいしさをそのまま楽しめる。

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タイパ需要!「フライパン1つ」でできるチルド麺
ラーメンなのに“フライパンひとつでできるチルド麺”も登場。カップ麺に比べればひと手間かかるチルド麺も、これなら敷居が低く感じられるほか、「洗い物が減らせる」というエコの観点からも、消費者に受け入れられやすそうだ。

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“生”の麺だからこその味わいをいつでも気軽に楽しめる「チルド麺」。「お湯を注ぐだけ」「チンするだけ」の麺にはない、その本格的なおいしさをぜひ味わってみてほしい。
取材・文/堀内雅江