
写真12枚
本場の味を知る人からジワジワ人気が高まっているのが、韓国の伝統酒・マッコリ。本来のマッコリは素材由来の自然の甘さがあり、生ならではの発泡感が味わえる。大阪・鶴橋では韓国の伝統的な作り方を踏襲したマッコリが生まれるなど、日本に居ながら本物の味を楽しめるように。そこでマッコリの製造工程に密着した。
本物のマッコリで鶴橋の街おこしをしたい
「いま日本で飲まれている甘いマッコリは、2003年の韓流ブームのときに『飲みやすい』と広がったものなんです」と、lablab代表取締役の文志旭さん。

写真12枚
「第4次のブームもあり、賑わっている印象の鶴橋ですが、昔ながらの雰囲気は失われつつあります。マッコリもそのひとつ。伝統に立ち返った手作りのマッコリは、米本来の甘さ、加熱処理をしない生きたマッコリならではのさわやかさが感じられます。本物のマッコリをぜひ、鶴橋で味わってください」(文さん・以下同)
マッコリ作りに密着!
昔ながらの製法にこだわり3年かけてリリースされた『鶴橋ツルマッコリ』は、すっきりとした酸味とナチュラルな甘さのバランスが絶妙で、料理とも合わせやすい。現在は、鶴橋周辺の飲食店でのみ飲むことができる。

写真12枚
【1】もち米を蒸す
文さんの『鶴橋ツルマッコリ』は米、小麦麹、水のみを使い、手作業で作られる。もち米は、水が透明になるまで何度も洗って浸水させた後、蒸し上げる。

写真12枚
「韓国伝統の製法で作り、甘味料は一切使用していません」
【2】もち米をよく冷ます
すだれの上に蒸し上がったもち米を広げ、冷ましていく。

写真12枚
「もち米が冷め、ある程度硬さが出るようにしゃもじで上下を返します。放置すると水分が偏ってしまうので、20分ほど絶えず返しながら冷ましていきます」

写真12枚