「母親として正しくありたい」
当時、母を頼っていた心境を、最近のインタビューで本人も次のように振り返っている。
《つくられていくイメージと、本来の自分とのギャップを感じてもいました。(中略)ただ、そのときに救いになったのが母でした。母は本当に“普通の人”。(中略)普通の感覚に修正といいますか、あまりシリアスに考えなくてもいいのかもしれないと思えたところがありました》(『週刊プレイボーイ』4月7日発売号)
苦しい時代を母に支えられてきた広末。2度の離婚後、今度は自身が子育てに悩む日々を送っていた。
「ジュンさんとの離婚後、3人の子供の親権は広末さんが持っています。彼女は常々、『母親として、できれば正しくありたい』と語っていて、子供を第一に考えています。いまは成人している長男に『おれなんて生まれてこなければよかった』と言われた経験も明かしていて、そのときは2人旅に行って、自分の弱みをさらけ出し『あなたは最高の原動力。あなたがいなければ、いま、私はいない』と伝えたそうです」(前出・別の芸能関係者)

事務所独立後は、母親、女優としての役割に、社長業も加わった。何足ものわらじを履く生活は充実している一方で、ハードな面もあったようだ。
「時には仕事の打ち合わせで感情が高ぶり、オンライン会議後に涙ぐんだこともあるそうです。『自分のブランディングも、ちょっとよくわからなくなっている……』と話していたこともありました。
昨年12月に公開された動画インタビューでは『運転しながら、“このままドーンって行ったら、ちょっと病院で寝られるかな”とよぎったこともある』『自分の感情が一杯になるまでうまくコントロールできない自分がいる』などと語り、精神的に追い詰められてきた経験を明かして反響を呼んでいました」(前出・芸能関係者)
前出の『週刊プレイボーイ』のインタビューで《私はずっとポジティブでありたい。今、自分が掲げておきたい言葉です》とも語っていた広末。苦悩を抱えつつ、すでに前を向いているはずだ。
※女性セブン2025年4月24日号