2年に1回ぐらい心の安定が崩れる
2度の結婚と離婚を経験した広末は、2男1女を育てるシングルマザー。2022年5月にベストマザー賞を受賞した際には「子育てをしていても女優はできると立証できたら、この業界だけではなく女性が子育てをしながら活躍していける場が開けると思ってやってきた」と力強く語っていた。
「アメリカの小児科医が提唱する、誕生直後から子供と長時間、肌を触れ合わせることで親子の気持ちが通じ合うという育児理論“アタッチメント・ペアレンティング”を研究し、子供たちとの絆を大切にする熱心な母親でした。
多忙なときに、長男から『子供より仕事が大事なのかよ』『おれなんて生まれてこなければよかった』と言われ、ショックを受けて女優の仕事を辞めようと思ったこともあるそうです。不倫をしているときでも家事と育児はおろそかにせず、『1日が36時間だったらいいのに』と口癖のように言っていました」(前出・広末の知人)
40℃近い熱があっても子供を置いていけないからという理由で病院に行かず、がまんのしすぎで急性腎盂炎になったことが3回もあるという。愛情深い広末だけに、子供たちを悲しませた今回の逮捕劇は痛恨の極みだったに違いない。
2023年に世間を騒がせた人気シェフ・鳥羽周作氏(46才)との不倫騒動を経て離婚、翌年2月に広末は前所属事務所からの独立を果たした。自ら会社を立ち上げ、社長業もこなすようになった彼女は、以前よりもさらに目まぐるしい日々を送っていた。
「体のあちこちが悲鳴を上げ、点滴をしたり、座薬を入れて現場に行ったことも。彼女は仕事が決まると、睡眠時間を削ってせりふを覚え、役作りに没頭する完璧主義者でまぶたが痙攣したまま演技をしたこともあるそうです。その間、育児にも真剣に取り組んでいました。鳥羽さんと再婚しないのは、彼女には“シングルでもやっていける”という自負と、母と子の強い絆から生まれる“理想の母子家庭像”があったようです」(前出・広末の知人)
半面、思うように事が進まなかったり、環境が整っていなかったりすると、突然プツンと“心の糸”が切れてしまう。独立後の働きぶりは、明らかにキャパオーバーだった。

元夫のキャンドル・ジュン氏は不倫騒動後の会見で、広末が「2年に1回くらいさまざまな仕事のことで彼女の心の安定が崩れる」と明かしていた。不倫騒動から今年で2年。ジュン氏の予感が的中してしまったのだろうか。
事故を起こした車に同乗していたエージェントの男性は4月13日、過熱する報道やネット上の誹謗中傷をけん制するように自身のSNSにこう綴った。
《ここ数日連絡ができない状態で失礼しました。報道やニュースを見てるととても悲しくまた悔しい気持ちになっています。結果にはなぜそうなったかの理由が必ずあります》
広末の周囲は、いつか真実が明らかになり、彼女が立ち直る日が必ず来ると信じているという。
※女性セブン2025年5月1日号