
《燃え上がる不倫LINE》と題した、永野芽郁(25才)と田中圭(40才)の続報記事が世に出たとき、どこか不安な気持ちを抱いた人も少なくないのではないか。「なぜあんなに大量のLINEが第三者の手に渡るのか」と──。
《めちゃ前から追われてるとしても、2人で不倫関係なのわからなくない?》《家入ってくところは絶対撮られてないじゃん》《撮られても顔わからないし、否定できるくない?》──。
『週刊文春』による永野芽郁と田中圭の不倫報道は、2週にわたって掲載され、5月8日発売号の第2弾では、当事者ふたりのものとされるLINEが公開された。
田中が《(自分には)めいが合ってるのよ》《めいの匂いが》とメッセージを送れば、永野が《ずっとすきだよね 相思相愛すぎだよね》と送り返す。まさにカップルさながらのやりとりのほか、冒頭のような“口裏合わせ”の相談までが報じられたことで、世間には衝撃が走った。
両者の事務所はいずれも「そのようなやりとりはない」とLINEの存在自体を否定しているが、いまやプライバシーの最たるものとなったLINEのトーク履歴が、外部に流出してしまうことはあるのだろうか。
「本来ならLINEは本人にしか管理できないもので、掲載されたLINEが本物だと断言するのは難しい。ただ、『週刊文春』が“当人同士が送り合ったものであると確認が取れた”と報じたということは、それなりの裏付けがあるはずです」(芸能関係者)

そもそもLINEは機密性が高い連絡手段だ。高度な暗号化技術により、送信者と受信者以外には内容が解読できない通信方式が取られており、サーバー上でもメッセージの内容は暗号化された状態で保存されている。ところが、盲点はある。ITジャーナリストの高橋暁子さんが解説する。
「実は毎日持ち歩くスマホだけでなく、利便性を高めるための機能としてパソコンやタブレットなどほかのデバイスでも使用できるようになっています。つまり、スマホと同じLINEがパソコンなどでも見られるということ。そういった流出の“落とし穴”はいくつか考えられます」(高橋さん・以下同)
仮にあなたがパートナーの浮気を疑ったとしよう。まずは“正面突破”として相手のスマホでLINEアプリを開き、メッセージ内容を目視したり、自分のカメラで撮影して、浮気の“証拠”を押さえるという方法が考えられる。だが、ほとんどの場合、スマホにはロックがかかっていて、開くためにはパスコードが必要だ。4桁や6桁の数字を打ち込むか、あるいは顔や指紋認証が設定されているケースもある。
「さらにLINEにもパスコードを設定している人が多い。ただ、LINEのパスコードには入力制限が設けられておらず、何度間違えても再入力、再トライできる。しかも、4桁と決まっています。つまり、推測されやすい数字を設定していると簡単に突破されてしまいます」