料理・レシピ

《中華・エスニック風の活力アップ丼レシピ5つ》ガパオやビビンバ、よだれ鶏などが“ねばねば食材”でいつもと違う味わいに

「ガパオ風ねばねば丼」(左)と「たらとめかぶトマトソースの中華丼」(右)
エスニックにアレンジした新感覚の「ガパオ風ねばねば丼」(左)と「たらとめかぶトマトソースの中華丼」(右)
写真5枚

ねばねばの元・ペクチンやフコイダンなどの水溶性食物繊維には、腸活はもちろん、血糖値やコレステロール値の上昇を抑えるといった効果も。なんとなく疲れがとれない、食欲がない…そんな不調を感じやすいいまの季節は、簡単・一皿で満足・栄養満点のねばねば丼が最強メニュー! 料理研究家の尾田衣子さんが教えてくれた中華・エスニックアレンジのねばねば丼なら、マンネリ知らずの食卓に。

ねばねば食材の健康効果を解説!

納豆、オクラ、めかぶなど、梅雨を乗り切るねばねば食材の栄養素などを紹介。

納豆

ねばねばの主成分・ポリグルタミン酸には、カルシウムの吸収率を上げるなどの効果が。食物繊維やたんぱく質も豊富に含まれる。

長いも

粘りの元の食物繊維・ペクチンやマンナンが胃粘膜を保護し、消化を助ける。カリウムには塩分を排出する作用が。

もずく

フコイダンやアルギン酸などの水溶性食物繊維が、腸内環境を整える。カルシウムも多く含む。

めかぶ

わかめの根元部分にあたるめかぶ。食物繊維量はもずくの約2倍で、コレステロール値の低下が期待できる。

なめこ

免疫力の活性化が期待できる不溶性食物繊維・β-グルカンや、代謝を助けるビタミン類も含んでいる。

オクラ

粘り成分・ペクチンは、加熱したり刻んだりすることで粘りがアップ。細胞の産生を助ける葉酸も豊富。

モロヘイヤ

6〜9月が旬。粘り成分は、ペクチンやマンナン。代謝を促すβ-カロテンやビタミン類も多く含むため、疲労回復も期待できる。

あしたば

「不老長寿の野菜」といわれる。抗酸化作用のある粘り成分・カルコンは、あしたば特有の希少なもの。

「ガパオ風ねばねば丼」のレシピ

タイの定番メニューにねばねば感をプラス。

《作り方》(2人分)

【1】玉ねぎ1/4個、赤パプリカ1/4個、ピーマン1個は1cm角に切る。

【2】フライパンにオリーブオイル大さじ1を熱し、【1】、鶏ひき肉200gを炒める。ナンプラー・オイスターソース各大さじ1、砂糖小さじ1を加えてさらに炒め、モロヘイヤの葉1/4束分を加えてさっと混ぜる。

【3】器にご飯適量を盛り、【2】をのせる。

「たらとめかぶトマトソースの中華丼」のレシピ

ソースにザーサイを加えて中華風に。

《作り方》(2人分)

【1】豆苗1/8束は根元を除いて半分に、ザーサイ20gは細かく刻む。トマト1/4個は1cm角に切る。たら2切れは3等分に切り、塩・こしょう各適量を振って小麦粉大さじ1をまぶす。

【2】フライパンにごま油大さじ1を熱し、たらをこんがりと焼いて取り出す。同じフライパンで豆苗をさっと炒める。

【3】ザーサイ、トマト、めかぶ1パック、しょうゆ小さじ2、砂糖小さじ1、ラー油小さじ1/2を混ぜる。

【4】器にご飯適量を盛り、豆苗とたらを順にのせ、【3】をかける。

「さばとなめこのエスニック丼」のレシピ

さば缶の魚介だしにナンプラーを合わせて。

「さばとなめこのエスニック丼」
「さばとなめこのエスニック丼」
写真5枚

《作り方》(2人分)

【1】湯を沸かしてなめこ1/2パックを入れ、ひと煮立ちしたら水気を切る。

【2】【1】、さばの水煮缶1缶、缶汁小さじ2、ナンプラー大さじ1を混ぜる。

【3】紫玉ねぎ1/8個は薄切りにし、パクチー1株はざく切りにする。

【4】器にご飯適量を盛り、【2】、【3】をのせる。

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