ボディクリエイターでウォーキング講師の今村大祐さんは、歩くだけで美しい体に導く「今村式ウォーキング」を提唱。
その「今村式ウォーキング」は、年間1万人以上もの女性をメリハリボディへと導いている。歩くことで痩せる「ウォーキングダイエット」のメソッドの中から、今回はふくらはぎの血流をアップさせて痩せやすい体を目指すエクササイズを教えてもらう。
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ふくらはぎは下半身の血流の要
血流は動脈と静脈で構成されていることはご存知ですよね。血液は心臓のポンプ機能によって、動脈から体全体に必要な栄養素や酸素を届けています。そして、老廃物などが含まれた血液は静脈を通って再び心臓に送り返されて浄化されます。
上半身は心臓が近いので血流が心臓に戻りやすいですが、下半身は心臓から血液が送り出されるときの圧力では静脈の血液が心臓まで戻る力はありません。そこで重要になってくるのが脚の筋肉。脚の筋肉の中でも「ふくらはぎの筋肉」を動かすことで、血管を圧迫して心臓に戻ろうとする静脈の血液をスムーズに上に押し上げてくれるのです。だから「ふくらはぎは第2の心臓」と呼ばれるのです。
ふくらはぎの筋肉を普段から使っていれば当然、血液の循環が良くなります。しかしあまり使っていないと、血流が悪くなることでリンパの滞りや脂肪や老廃物などの蓄積から、むくみや冷えなどを引き起こします。それに伴って、代謝も落ちてしまうので太りやすい体になってしまうのです。