
長引く頭痛や、急な発熱など、忙しい毎日の中で体調不良は突然やってくる。そんなとき、病院を探してそれぞれ予約可能な日時をすり合わせて、病院で膨大な待ち時間を過ごすのが億劫に感じる人は多い。自宅にいながら、仕事をしながら、すき間時間で予約も受診も薬の受け取りもできる「オンライン診療」が進化している。
人に知られたくない病気もオンラインなら気にならない
新型コロナの流行以降、医療現場が大きく変化している。
「病院に直接、足を運ばなくても診察が受けられるオンライン診療が急拡大しました。1997年に『遠隔診療』として始まり、2018年に名称が『オンライン診療』に変更になって保険診療が行えるようになった。解禁されたのはコロナ禍の2020年です。病院内での二次感染を予防する意義は大きく、需要が高まり2022年からは初診でもオンライン診療が認められるようになりました」(医療ジャーナリスト)
二次感染予防だけでなく、病院への往復時間が削減されることや、具合が悪いときに家にいながら診察が受けられること、女性にとっては婦人科系や泌尿器科系などあまり人には知られたくない病気に罹った際に診察が受けやすくなるなど、利点が多い。さらに2020年から導入され、2022年に規制が緩和された「オンライン服薬指導」によって薬の受け取り方も進化した。薬剤師の三上彰貴子さんが言う。
「薬剤師からビデオ通話で服薬指導を受けることで、自宅や職場など指定の場所で薬を受け取ることができます。診察だけでなく薬局でも長時間待つことを考えると、すべてオンラインでできれば大きな時短になります。ただ、すぐに薬が必要な疾患の場合には対応が難しいこともあるので薬局に聞いてみて下さい」
すべてのプロセスがスマホで完結できる
オンラインでの診療や服薬指導が定着するなかで注目されているのが、それらすべてを一括で完了できるGMOヘルステックの「GMOクリニック・マップ」だ。サイト内から病院の検索、予約ができて、待ち時間が近づいたら知らせてくれるサービスもある。自社で展開する「薬局24 byGMO」が併用できるため、医療機関で交付される電子処方箋でオンライン服薬指導を受ければ、最短翌日配送で薬が配送されるのだ(利用料・配送料は無料)。
予約が取りやすい病院探しも、オンライン診療の予約も、薬の受け取りもすべてスマホで完結できるから、「なんとなく不調を感じているけど病院に行く時間がない」という人にはぴったり。自分の体を長く健康に保つためにも、オンライン診療を積極的に使ってみよう。





※女性セブン2025年6月26日号