料理・レシピ

《夏バテ・疲労・免疫力低下・不眠対策に》こぶみかんの葉やくこの実、スパイスで夏の不調を整える薬膳スープレシピ6つ

免疫力の低下・不眠に

暑さや湿気などで眠りが浅くなる夏は、睡眠不足で免疫力も下がりがち。薬膳効果の高い食材とスパイスの力で、乱れた自律神経のバランスを整えて。良質な睡眠で夏に負けない体に!

「帆立貝と卵と青梗菜、くこのスープ」のレシピ

辛味ソースでエスニック風味アップ。

「帆立貝と卵と青梗菜、くこのスープ」
「帆立貝と卵と青梗菜、くこのスープ」
写真7枚

《作り方》(2人分)

【1】鍋に水2カップ、くこの実小さじ1、帆立缶1缶(100g)を汁ごと入れて中火にかけ煮立たせる。

【2】1枚ずつはずした青梗菜2株を加え、さっと火を通し、塩小さじ1/3、こしょう少量で味を調える。

【3】溶き卵1個を回し入れる。好みでサンバルソース少量を加えれば味変に。

《体整えポイント》

帆立貝は体に潤いを与えて腎を補い、乾燥や疲れやすさ、体力低下をケア。滋養たっぷりの卵は、血を補いながら心を落ち着け、睡眠の質向上や疲労回復にも。

《くこの実》

漢方薬や薬膳料理の食材として使われる。スーパーフードとしても注目されている。

「長いもと豚団子、なつめの花椒スープ」のレシピ

滋養たっぷり!疲れた心と体に染みる。

「長いもと豚団子、なつめの花椒スープ」
「長いもと豚団子、なつめの花椒スープ」
写真7枚

《作り方》(2人分)

【1】豚ひき肉200gに塩・こしょう各少量を加え、団子にする。

【2】鍋に水2と1/2カップ、乾燥なつめ2個、【1】を入れて中火にかけ、あくを取りながら5分煮る。

【3】2cm角に切った長いも200gを加えて3分煮たらしょうゆ大さじ1、塩少量で味を調える。

【4】器に盛り、白髪ねぎ・花椒各適量をのせる。

《体整えポイント》

豚肉は気と潤いを補って体力を回復させ、疲労や乾燥のケアに◎。長いもは疲れやすさや食欲不振の改善に。なつめは心を落ち着け、不安や睡眠トラブルに効果が。

《なつめ》

楊貴妃も食べていたといわれる栄養豊富な果実。中華料理や薬膳で利用されている。

「レタスと卵、黒きくらげのスープ」のレシピ

イライラを解消。ぐっすり眠りに導く。

「レタスと卵、黒きくらげのスープ」
「レタスと卵、黒きくらげのスープ」
写真7枚

《作り方》(2人分)

【1】鍋に水2カップ、鶏がらスープの素小さじ1、せん切りにした生黒きくらげ50gを入れ、3分ほど中火で煮る。

【2】大きめにちぎったレタス1/4個を加え、さっと火を通す。

【3】白すりごま大さじ1、塩小さじ1/2で味を調える。

【4】器に盛り、温泉卵2個を各器の中央に落とし、粗びき黒こしょう少量をふり、ラー油適量を回しかける。

《体整えポイント》

レタスは体の熱を冷ましてのぼせやイライラ、睡眠トラブルをケア。黒きくらげは血の巡りを整え美肌にもアプローチ。卵で滋養と補血効果が高まり、疲労回復や心の安定につながる。

◆教えてくれたのは:国際薬膳師・栄養士・料理家 増子友紀子さん

ピンクのエプロンをした女性
国際薬膳師・栄養士・料理家の増子友紀子さん
写真7枚

薬膳の知恵を日々の食卓に活かすライフスタイルを発信。著書に『心とからだを整える 春夏秋冬 薬膳レシピ』(マイナビ出版)。

撮影/yoshimi スタイリング/鈴石真紀子 取材・文/近藤鈴佳

※女性セブン2025年7月3・10日号

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