野菜の高騰も手伝って、家庭菜園にハマる人も増えている。
「きゅうり、トマト、おくら、レタス…。野菜の成長を見ることで癒されますし、無農薬の新鮮な野菜が食べられるのもうれしいです」(75才主婦)
「土づくりから収獲まで膨大な準備と時間がかかりますが、野菜づくりには何がどれだけ必要なのかがよくわかってありがたみを感じる」(64才無職)

ボランティア活動
「定年退職後、小学生の補習授業のアドバイザーを1年間務めました。言うことを聞かない子供もいて苦労しましたが、総じていい経験になりました」(68才パート)
「食品メーカーの商品開発のモニターに参加しています。いろいろなものが食べられるので、次は何かしらと、毎回ウキウキしながら応募しています」(68才無職)
「子供たちに紙芝居の読み聞かせをしています。興味深く聞き入る子供の表情を見ると、とてもうれしい気持ちになります」(68才主婦)
「病児保育のボランティアをはじめました。働くママが、お子さんが体調不良でも仕事を休めないときに預かる施設です。体調が急変しないよう注意を払う必要はありますが、小さな子供と過ごすのは数十年ぶりで懐かしく、はじめてよかったなと感じます」(62才パート)
「町内会の役員として月2回、夜間の防犯パトロールをしています。いままで交流することのなかった地域の人とのつながりができてよかったです」(62才会社員)
こども食堂やヘアドネーション、神社の掃除、街のゴミ拾いという活動も。いずれも誰かの役に立つという充足感が、心身の健康に好影響をもたらしているようだ。
※ヘアドネーションとは、事故や病気などで髪の毛を失った子供たちのために、医療用ウィッグの素材として自分の毛髪を寄付するボランティア活動のひとつ。
取材・文/佐藤有栄
※女性セブン2025年7月3・10日号