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≪老け見えナンバー1≫「目の下のクマ」”オペなし改善”が可能な時代になっていた!

年を重ねるごとに増えていく「エイジング悩み」。「そろそろ美容医療が必要かも…」と感じつつ、「どんな治療が必要かよくわからない」「不自然になりたくない」「メスを入れるのはちょっと…」といった不安はつきない。最近は美容医療に関する情報が溢れすぎているため、どの治療が正確なのか分からない人や、逆に“この治療が絶対に私には必要”と思い込んでいる人も多いとか。

『湘南美容クリニック 新宿本院』若返りエキスパートドクターの高橋承子さん。(写真/平林直己)
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そこで『湘南美容クリニック新宿本院』で若返りトップエキスパートドクターを務める高橋承子さんに、初めての美容医療でも失敗しない若返り治療や、最新の機器について聞いた。

皮膚、脂肪、筋肉、骨…すべての層で老けが進行している

初めてのカウンセリングで迷わないために、まずは、エイジングが進む理由を高橋さんに聞いた。

「私たちの顔は皮膚、脂肪、筋肉、骨の4層で構成されています。どこかひとつが老化するわけではなく、全ての層が年齢を重ねて変化し、総合的にエイジングが進むのです。つまり、原因はひとつでない場合が多いので、患者さんには『お悩みの原因』に必要な層に対してまんべんなく治療をしましょうと提案します。

まず、加齢に伴い委縮した骨へのアプローチは注入治療が基本です。脂肪やアルロン酸などを注入し、骨が痩せた部分のへこみを補い、もとの形に戻してあげます。

脂肪の場合、厚みが多いのであれば、脂肪溶解注射や脂肪吸引で減らします。逆に脂肪が少ない場合は骨と同様、注入治療で減ってしまった脂肪を補います。糸リフトや切開リフトでたるみを引き上げることも。また、皮膚や脂肪は加齢に伴いどんどん緩く柔らかくなっていくので、熱を利用した機器などで引き締め、元の質感に戻す場合も。脂肪だけでも患者さん一人ひとりの状態によって、アプローチが異なるんです。

皮膚も、赤ちゃんのときにはこんにゃくみたいにギュッと締まっていたのに、30代から徐々にコラーゲンが減少し、だんだんお豆腐みたいに柔らかくなり、さらに年齢を重ねるとスポンジのようにスカスカになっていきます。赤ちゃんのようなパーンと張った肌を取り戻すために、熱や針を使った治療でコラーゲン再生を促したり、注入で肌に栄養を与えたりして、元気な肌に戻してあげます」(高橋さん・以下同)

目の下のたるみ、クマにオペ以外の選択肢が登場

エイジングが現れる部分も、加齢にともない増えていく。悩みで多いのは目の下のたるみやクマ、ほうれい線、マリオネットライン(口横のたるみ)、二重あごといった形の変化が気になるパーツだという。どれもスキンケアだけでは対処しきれない部分だ。
なかでも男女問わず悩む人が多い目の下のたるみとクマに、最近、画期的な治療が登場したという。

「クマには茶グマ、青グマ、影グマなどいくつかの種類がありますが、エイジングに大きく関わるのが、たるみと同時に起こる影グマです。
目の周りの骨のない部分にはぐるっと一周、“眼窩脂肪”がありますが、加齢によって筋肉が緩んでくるとこの脂肪が押し出されて目の下に膨らみがでてきます。また、頬の中心の骨が痩せていくと、くぼみが目立つように。膨らみだけが目立つ人、膨らみよりもへこみが強い人、膨らみもへこみも強い人と、人によって違うので、それぞれの原因に沿った治療が必要になります。

本来、眼窩脂肪のふくらみによる影グマの治療は、外科的な手術による眼窩脂肪へのアプローチが必要です。一方で、メスを使わない皮膚科の領域では膨らみとへこみの段差を埋めるようにヒアルロン酸を注入することが一般的ですが、膨らみが大きい場合はちょっとやりすぎると顔がパンパンに見えてしまうなど、眼窩脂肪の膨らみへの治療は難しい点が多かったんです。しかし、最新機器の登場で、切らなくても目の下のたるみ、クマの治療が可能になりました」

その話題の機器が『モフィウス8』だ。マイクロニードル(微細針)と、RF(高周波)を組み合わせた「マイクロニードルRF機器」で、チップの先端には4㎜の深さまで届く極細針がついており、針を眼窩脂肪に直接刺して高周波を照射することができる。

12本の極細針の先端からクマの原因となる眼窩脂肪に直接高周波を照射。「高周波での治療は私自身も大好きで何度も体験していますし、スタッフや患者さんにもおすすめしています」。(写真/平林直己)
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「お肉を焼くと縮むのと同様の原理で、高周波の熱で眼窩脂肪をギュッと引き締めるという、大変画期的な治療です。『ニードルRF』を使った機器は他にもありますが、眼窩脂肪にまで熱を加えられるのは、モフィウス8の大きな強みです。
また、4㎜、3㎜、2㎜と3つの深さを狙って照射できるので、皮膚表面~眼窩脂肪と広い範囲に熱を加えられるのも特徴です。脂肪だけ減らしてしまうと表面の皮膚が余ってしまい、肌のたるみや小じわが目立つことがありますが、モフィウス8は皮膚表面にも熱を加えることでコラーゲンの生成を促し肌のハリ感がアップするため、皮膚も同時に引き締まるんです。

4mm、3mm、2mmと3つの深さに狙って照射できるため、脂肪と皮膚にアプローチできる。治療は両目で5分弱。麻酔テープを使うため、痛みや熱さはほとんど感じない。(写真/平林直己)
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『モフィウス8』を目の下のクマに施術。施術直後から目の下のふくらみが減少し、1か月後にはたるみがなめらかに改善。目の下1回7万8000円。(症例写真提供/西川礼華医師)
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皮膚~脂肪を萎縮させる治療なので、口横や、頬、あご下などフェイスラインを引き締める治療としても人気があります」

『モフィウス8』はフェイスラインの改善にも効果を発揮。施術後1週間であご下のもたつきがすっきりし、フェイスラインもシャープに。あご下1回5万8000円。
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若返り治療は日進月歩。機器での複合的な治療も可能に

「目の下のクマに対して、根本的な改善は外科治療が必要ですが、特に日本人はメスを使った治療を避けたいという方が多いので、選択肢が増えたのはすごくいいことだと思います。
皮膚科の治療は、海外からも新しい機械や製剤が取り入れられ、新陳代謝が活発な領域。去年までは難しかったことが今年は可能になるなど、どんどん進化していく分野で、モフィウス8もその中のひとつです。この治療の登場で、オペを選択できない患者さんも、複合的な皮膚科治療の選択により、これまで以上の改善が可能になったことは革新的です」

若返りには外科的な治療が絶対必要、という思い込みは過去のもの。これまで一歩が踏み出せなかった人も、まずはカウンセリングだけでも受けてみるのも手かもしれない。

『湘南美容クリニック 新宿本院』https://www.s-b-c.net/clinic/branch/shinjuku/

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