料理・レシピ

《柑橘類を使ったさわやかレシピ8つ》冷房疲れ、夏バテ…リセットしたい時に食べたい“夏の回復ごはん”

「たらとズッキーニのフリット すだちのタルタルソース添え」
サラリとした新感覚のソースでいただく「たらとズッキーニのフリット すだちのタルタルソース添え」
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夏の訪れが早かった今年は、例年よりも疲れが溜まりがち…。そこで酸っぱい食材の力を借りて、夏の疲れをリセット! 食欲が落ちたときでも、不思議なくらいさっぱりサラッと食べられる。

酸っぱい3つの効果

・食欲増進

酸味には食欲を刺激する効果が。食欲不振に陥ると筋力が衰え、熱中症にもなりやすい。

・疲労回復

酢に含まれる酢酸、レモンや梅干しに含まれるクエン酸には、疲労回復効果がある。

・消化吸収UP!

酸っぱいものには胃酸の分泌を促進し、消化吸収を助ける働きが。胃もたれなども改善。

料理はシンプルに!ピュアな酸味を味わって

広島県瀬戸内育ちの料理家・桑原亮子さんは、幼い頃からレモンは身近な存在だったと振り返る。

「祖母の定番は“レモンしょうゆ”。しょうゆにレモンを搾っただけなのに冷奴やお刺身、焼き魚…何にかけても、さっぱりとおいしい! 祖母の教えもあってか、柑橘類を使うときは、“調味料はシンプルに”するのが信条に。その方が柑橘の酸味や旨みが際立ちます。果汁は酸味、果肉は食感、皮は香りと覚えると、普段の料理に取り入れやすくなりますよ」(桑原さん)

爽快な酸味を運ぶ柑橘類は、夏の料理にもってこい。果汁はもちろん、果肉や皮まで丸ごと楽しむコツを大紹介。

【レモン×スパイス】「スパイシーライスサラダ」のレシピ

ギュッとひと搾りのレモンマジック。キリリと無限に食べられる。

「スパイシーライスサラダ」
「スパイシーライスサラダ」
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《作り方》(2人分)

【1】米1合・もち麦50gは洗い、混ぜ合わせて2合分の水で炊飯する。炊き上がったら粗熱を取り、冷ましておく。

【2】きゅうり1本は皮をむき、種を取って角切りにする。塩少量を振って軽く塩もみする。

【3】ゆで卵1個は細かく潰す。ハム5枚は1cm角に切る。

【4】【1】に【2】、【3】を混ぜ合わせ、塩小さじ1/2、軽く炒ったクミンシード小さじ1を混ぜる。

【5】器に盛り、オリーブオイル大さじ1を回しかけ、ちぎったバジル10枚を散らし、レモン果汁1個分を搾る。

【レモン×しょうゆ】「鯛のレモンカルパッチョ」のレシピ

“レモンしょうゆ”は祖母直伝。たっぷりの皮を削ってフレッシュな香りをトッピング。

「鯛のレモンカルパッチョ」
「鯛のレモンカルパッチョ」
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《作り方》(2人分)

【1】鯛1さく(200g)は塩少量を振って5分おき、水気を拭いて薄切りにする。

【2】青じそ10枚・みょうが2個はせん切りに、小ねぎ3本は小口切りにする。

【3】レモン果汁・果肉各1/2個分、薄口しょうゆ大さじ2を混ぜ合わせる。

しょうゆにレモンを絞っている
多めに作って冷蔵庫に常備しても!
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【4】器に【1】を並べてオリーブオイル小さじ2を回しかけ、【2】を盛りつける。よく洗ったレモンの皮適量を削って鯛にかけ、【3】をつけて食べる。

【すだち×ヨーグルト】「たらとズッキーニのフリット すだちのタルタルソース添え」のレシピ

ヨーグルトで作る夏のタルタルはヘルシーで罪悪感ゼロ!

「たらとズッキーニのフリット すだちのタルタルソース添え」
「たらとズッキーニのフリット すだちのタルタルソース添え」
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《作り方》(2人分)

【1】生たら2切れは3等分に切り、塩少量を振って5分おき、水気を拭く。

【2】ズッキーニ1本は厚めの半月切りにする。

【3】小麦粉大さじ6、片栗粉大さじ3、ベーキングパウダー小さじ1/2、水1/3カップを混ぜ合わせる。

【4】揚げ油適量を170〜180℃に熱し、【3】に【1】・【2】をくぐらせて入れ、【1】は1分ほど、【2】は2分ほどカリッとするまで揚げる。

【5】ヨーグルト(無糖)大さじ3、マヨネーズ・みじん切りにした玉ねぎ各大さじ1、塩小さじ1/2、すだち果汁1個分、よく洗ったすだちの皮適量を削って混ぜる。

【6】器に【4】を盛り、半分に切ったすだち適量を搾り、【5】をつけて食べる。

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