
開業以来、話題のジャングリア沖縄。秋になって混雑や暑さが緩和されたらぜひ行ってみたい!と思っている人もいるのでは?
ここが従来のテーマパークと違うのは、ハードな体験もののアトラクションが多い、という点。身体一つでジャングルに“飛び込む”体験が味わえるエリアは、東京ドーム1個分(約45000㎡)に相当。7種のアトラクションの中でも、より絶叫度が高いアトラクションを、記者の体験レポートとともにお届けする。
「エクストリームズ タワー」に登るだけでも足がすくむ
パークのシンボルとなるのは、高さ24.4mの「エクストリームズ タワー」。ここは「バンジーグライダー」、「グラビティドロップ」、「スカイフェニックス」の出発地点。圧倒的な高さの頂上まで昇ると、それだけで心臓バクバク。とはいえ、パーク全体を見渡せるビュースポットでもあるので、絶景もしっかり目に焼きつけたい。


鳥になりたい! 願いが叶う「スカイ フェニックス」
看板アトラクションとも言われる「スカイ フェニックス」。高さ20m超えのタワーから目の前に広がるジャングルに向かってダイブし、鳥のように空を飛ぶ。
約280mの距離を高速で滑空すれば、このうえない爽快感に包まれること間違いなし! 気持ちに余裕があればおいしい空気も吸い込んで、上下左右の景色も堪能すべし。“自然に比べれば人間なんて小っちゃい”をリアルに体感でき、いろんなもやもやを一気に発散! ストレス溜まりまくりの人は、ぜひトライ!

全長84mなのに、永遠に終わる気がしない「スカイエンド トレッキング」
記者は「橋を渡るだけ。命綱も完璧だし♪」と、軽いノリで挑戦。ところが、これがとんでもない、スリリングなアトラクションだった! スタート地点に立つや否や、ナメていた自分を思い知らされる。
とにかく高い、高すぎる。谷底からの高さ40mに敷かれたさまざまな形状の空中レール。1歩目がまるで踏み出せない、まったく渡れる気がしない!!!! 全身の毛穴からどっと汗が噴き出す。意を決して踏み出すものの、次の踏み板までが自分の歩幅よりも長く感じられる。大きく深呼吸し、命綱を握りなおし、両腕、両脚の力をフル稼働させてなんとか1種類目の踏み板をクリア。
その先も期待を裏切ることなく、シーソータイプの踏み板、ロープ、網など、どう頑張っても渡れそうにないレールが続く。“戻りたい……!!”そんな気持ちで、ふとした拍子に下を見てしまったが最後、一気に恐怖心が急上昇。“足を踏み外して谷底に落ちてしまうのだろうか……”、”いやいや、こんな所で死んでどうする”。葛藤しながらも前だけ見て進むことに集中!
ようやくゴールした直後のナビゲーターとのハイタッチには心から感無量。生きててよかったぁ~(涙)! 地上に降りてアトラクションを見れば、リズムよくスイスイ渡って行く人も。
とはいえ、日々の生活では決して味わうことのできない体験をして、眠っていた感覚や感情が目覚めたことも確か。この先何があっても乗り切れる(気がする)。日々のマンネリライフから脱却したい人へお勧めのイチ推しアトラクションだ(やや上級者向け)。



大きなブランコと思いきや、絶叫必至!「タイターンズ スウィング」
森に揺れるブランコなんて、かわいらしいアルプスの少女ハイジみたい……♡ そんな思いを見事に打ち砕いてくれた、高さ約18mの巨大ブランコ。
まず足元の土台が外され、空中に取り残された状態に。地に足が着かないスリルを味わいながら、ブランコはどんどん後ろに引っ張られて上昇。スタートの紐が引き抜かれると、ロックが外れ、ハッと息をのんだ瞬間ブランコはスピードMAXで前方へ。一斉に“ギヤァァァー”という絶叫が……。乗っていた女子4人からは、地鳴りのような叫び声がとどろく。
高速スウィングで、体は空中に放り出されるような感覚。衝動で内臓も飛び出しそう!シンプルな骨組みに生身のままで乗っている状態が、より恐怖心を煽る。ようやく揺れが落ち着く4スイング目以降は、ようやく雄大な景色を眺めてリラックス気分。
一緒に乗った運命共同体の初対面女子4人に、自然と笑顔と会話が生まれた。

まだあるスリル満点のアトラクションたち
バンジー好きの人でもジャングリア沖縄の「バンジー グライダー」は新鮮なはず。そびえたつタワーに立ち、覚悟を決めた瞬間、ふいに足元の床が外されて急落下。大絶叫は言うまでもなく、宙ぶらりんのまま前方へ放り出される。上下に飛び跳ね、揺れながら予測不能な動きを展開して進む。
「ヒューマン アロー」は、その名の通りの“人間弓矢”。高さ15mの発射台から解き放たれ、風より速く空を切り、森に飛び込む爽快感が病みつき必至になる。


現在は開業間もないトップシーズンということもあり、来場者が多く、人数をさばけない、という問題点はあるものの、体験してみれば、想像以上の絶叫体験で気分爽快! ストレス発散!
しかも、絶叫系アトラクションを全部体験すれば、1アトラクションは990円。今きどのラーメン1杯より断然安い。秋、混雑しない日を狙ってぜひ体験してみてほしい。ただし、身長、体重の制限があるアトラクションもあるので、事前確認をお忘れなく。