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船越英一郎、60代で奇跡の第一子授かり婚 “もう絶対に結婚だけはしたくない”から“人生最後の恋”へ 本気度を示すダイヤの婚約指輪は4カラット

再婚後に第一子を授かっていた船越英一郎
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もう二度と、「夫婦」や「家族」には幻想を持たないはずだった。そう考えていた船越英一郎(65才)の心を溶かしたのは、才能にあふれた年下女性。妊娠の知らせに覚悟を決めた船越は、“目に見える形”で愛情を伝えていた。

暑さがかげりを見せない8月のとある朝、都内の住宅街を歩く船越英一郎の表情は、幸せオーラに包まれていた。“生涯のパートナー”と呼ぶ愛犬・レオくんのリードを持ちながら視線を送るのは、ベビーカーの中で元気に手足を動かすわが子と、それを押す妻の姿──。芸歴43年、“2時間ドラマの帝王”の異名を取る、稀代のテレビスター・船越が再婚し、すでに1才になる子供を授かっていたことが明らかになった。

「人生100年時代」に、芸能界で還暦を過ぎて子供が生まれた「高齢パパ」は決して珍しくない。吉田鋼太郎(66才)は、今年1月に次女が誕生。清水国明(74才)は68才だった2018年に、第5子となる男児に恵まれた。市村正親(76才)は63才のときに、元妻・篠原涼子(52才)が次男を出産した。しかし、船越のように64才での「第一子誕生」は極めて異例だ。

「船越さんには“自分は子供ができないのではないか”と思い悩んでいた時期があったそうです。子供については自分には縁がないと考えていた。だから、奥さんが妊娠したと聞かされたときには、心の底から“奇跡だ!”と思ったそうです」(船越の知人)

お相手は、23才年下の元歌手で女優、現在はチョークアーティストとして活躍する松下萌子(42才)。1997年に『全日本国民的美少女コンテスト』でマルチメディア賞を受賞したほど、目鼻立ちがくっきりとした印象の松下は、芸術に対する造詣も深く、海外でチョークアートの個展を開いた経験もある。

「船越さんをモデルにしたチョークアートを、テレビ番組で萌子さんがプレゼントしたことが知り合ったきっかけでした。2021年夏頃には親密な関係になっていたようです」(前出・船越の知人)

2022年1月には本誌『女性セブン』がふたりの交際を報じた。前年末のクリスマスに、ポップなサンタクロース柄のニットに黒のロングスカート姿で、ローストチキンやお酒を手に、船越のマンションへ入っていく松下の姿をキャッチしたのだ。

もう絶対結婚だけはしたくない

妊娠がわかったのが2023年の秋頃。それから入籍し、昨年夏に出産したという。交際当初、船越は松下との結婚を考えてはいなかったという。その理由は、船越の脳裏にある苦い記憶にあるようだ。船越は2001年、3才年上の松居一代(68才)と結婚。しかし、結婚当初から周囲は騒々しかった。

船越の父・英二さん(2007年没、享年84)は、戦後日本映画界を代表する名優のひとりだった。大映の看板俳優として約200本の映画に出演し、好青年役から一風変わった個性的な役まで幅広いキャラクターをこなした。

「英二さんは、船越さんと松居さんの結婚に猛烈に反対していました。松居さんは当時43才。英二さんとしては実の孫を抱きたいという気持ちも強かったんでしょう。その後もいろいろと事情が重なり、披露宴を欠席しただけでなく、亡くなるまで松居さんとは生涯一度も顔を合わせなかったそうです」(芸能関係者)

松下(右)の左手薬指には、船越から贈られたダイヤの指輪が輝いていた(2025年8月)
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一方で“芸能界一のおしどり夫婦”とされ、2006年には11月22日の「いい夫婦の日」に贈られる「パートナー・オブ・ザ・イヤー」を受賞したこともあった。

しかし実際は、松居からの強烈な束縛と嫉妬心に、船越は疲れ切っていたという。2015年頃から別居し、2017年夏には船越の不倫を疑った松居が、自身のブログやYouTubeで一方的な告発を開始して関係は泥沼化。船越側は事実無根だとして逆に名誉毀損で提訴し、双方の主張が真っ向から対立する法廷闘争の末、2017年末に離婚が成立した。

「松居さんの連れ子を実子のようにかわいがり、寄り添ってきたうえでの離婚劇。もう絶対結婚だけはしたくないといった様子でした。そんな頑なな船越さんを変えたのが萌子さんだったのです。相手に依存することもなく、自分は自分というスタンスで自由人な萌子さんが船越さんを徐々に癒したのかもしれません」(前出・船越の知人)

再婚に慎重だった船越を決断させたのは、松下のお腹に新しい命が宿ったことだった。

「萌子さんとの関係を“人生最後の恋”だと思っていた船越さんは、結婚に際して自分の本気度を見せようとしました。特別なダイヤの婚約指輪を贈ったそうです。大きさは4カラットはありそうです。オリジナルデザインの一点もので1000万円はくだらないとか」(前出・船越の知人)

ぼくの小さい頃にソックリ!

そうして昨夏、待望の第一子が産声を上げた。

「船越さんは生まれてきたわが子を見て“ぼくの小さい頃にソックリ!”と本気で驚いていました。船越さんの実家は長らく続く由緒正しい家柄なのですが、船越さんに子供がいなかったことで、“自分の代で途切れるかも……”と不安に思ったこともあったそうです。お子さんの誕生は、船越さんにとってそういう意味での喜びもあったようです」(前出・船越の知人)

船越の事務所に話を聞くと「結婚していたこと、子供が誕生していたことは事実です」とコメント。冒頭、ベビーカーに子供を乗せ、妻と散歩中の船越は「ありがとうございます。温かく見守っていただければ……」と小さく頭を下げ、慣れた手つきでベビーカーを押していった。

※女性セブン2025年9月18日号

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