
家電メーカー「Areti」から、シャンパンや日本酒も貯蔵できるワインセラー『サカリュエ 潤金』が誕生した。
「温度管理の異なるお酒を一緒に保管するため、レイアウトに工夫を凝らしました。ワインはコルクが乾燥しないよう寝かせ、日本酒は空気に触れる面を少なくする縦置きが基本です。
そこで、日本酒は左上に一升瓶を3本、右上にはシャンパン(ワインも可)を4本、その下2段に熟成させたいワインを6本収容でき、下段には日常使いのテーブルワインを9本まで縦置きできます。いかり肩ボトルのボルドーも、なで肩ボトルのブルゴーニュも無駄なスペースなく保存できます」(同社代表の禅一風さん・以下同)

上部は約0~10℃の氷温室、下部は約10~20℃の低温室となっており、1℃刻みで温度設定ができる。
ままある悩みだが、セラー内は室温より低く、乾燥しがちだ。庫内が乾燥するとコルクが縮み、隙間から空気が侵入しワインの劣化を招く。縮んだコルクは抜栓中に崩れてしまうケースもある。
その点、本製品の庫内はワインカーヴのように一定の湿度を保つことができる。その秘密は、加湿機能付きの水タンク「潤箱」にある。

「内部のフィルターに水を含ませて下室にあるファンの下に置くと、冷気を循環させるとともに効率よく湿度を維持します。水を入れて置くだけなので手軽です」
潤箱の容量は638ml。18℃設定、環境温度(「環境温度」とは、特定の空間の温度のこと)25℃の場合、1時間で1.5mlの水分で庫内を潤す。湿度の高い梅雨時期などは潤箱を外し、代わりに缶ビール(350nl缶)3本を保管できる。
冷却方式は「コンプレッサー式」を採用。パワフルな冷却力が利点だが、微振動は避けられない。そこで、ラックのボトルと接触する部分には、振動を吸収するシリコンカバー(右下画像)を付けた。ワインの劣化や、シャンパンの気泡のバラつきなどを防ぐ。

また、ワインセラーは設置スペースの確保が課題だが、本製品は日本の住環境に合わせて開発されたため、設置面はわずかA3用紙程度。スリムで、高さも1mほどなので圧迫感がない。
山吹色のボディーはリビングやキッチンのアクセントになり、和室にもしっくりなじむ。ガラス越しにのぞくゴールドカラーのラックも華やかだ。
気候の変化が激しい日本。ワインや日本酒など繊細なお酒をおいしく飲むのに実に適したセラーだ。
【商品DATA】
『サカリュエ 潤金』11万8000円
サイズ/幅330×奥行475×高さ1040mm
重量/34.5kg(本体のみ)
最大収納数/ボトル22本、缶ビール3本。右開きか左開きかを注文時に選べる。購入後も、右開き・左開きを自分で変更できる。
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取材・文/藤岡加奈子
※女性セブン2025年9月18日号