料理・レシピ

《“健康の要”血管を若々しく》トマトジュースやさば缶で手軽に!抗酸化作用や良質な脂質が摂れるスープレシピ6つ

「もち麦とシーフードの根菜スープ」のレシピ

豊富な食物繊維が脂質の過剰な吸収を阻止。

「もち麦とシーフードの根菜スープ」
「もち麦とシーフードの根菜スープ」
写真7枚

《作り方》(2人分)

【1】大根100gは皮つきのまま、ごぼう50gは軽く皮をこそいで、それぞれ1.5cm角に切る。冷凍シーフードミックス100gは解凍して水気を拭く。もち麦50gは水でさっと洗う。
鍋に水3カップ、鶏がらスープの素小さじ2、大根、ごぼう、もち麦を入れて蓋をし、中火にかける。煮立ったら弱火にしてさらに15分ほど煮る。

【2】具材がやわらかくなったら、シーフードミックスを加え、温まるまで煮る。塩・こしょう各適量で味を調えて器に盛り、乾燥パセリ少量を散らす。

《Point》

βグルカンが豊富なまいたけが血中のコレステロール値を低下させる。大豆に含まれる大豆サポニンには血流改善効果も。

「ミックスビーンズときのこのポトフ」のレシピ

ゴロゴロ野菜と豆で腹持ちがよく置き換えスープにも。

「ミックスビーンズときのこのポトフ」
「ミックスビーンズときのこのポトフ」
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《作り方》(2人分)

【1】まいたけ1パックはほぐし、ブロッコリー100gは小房に分ける。

【2】鍋に水2と1/2カップ、コンソメ(顆粒)小さじ2を入れて中火にかけ、煮立ったら【1】、ミックスビーンズ缶1缶(100g)、へたを取ったミニトマト8個を加えて7〜8分煮る。塩適量で味を調える。

《Point》

もち麦や根菜の食物繊維が脂質に吸着し、体外に排出。血糖値の上昇をゆるやかにし、余分な糖質が中性脂肪になるのを防ぐ。

「焼きパプリカと鮭のみそ汁」のレシピ

鮭の赤い色素の素“アスタキサンチン”が血中の脂肪の酸化を防ぐ。

「焼きパプリカと鮭のみそ汁」
「焼きパプリカと鮭のみそ汁」
写真7枚

《作り方》(2人分)

【1】ピーマン2個、パプリカ(黄)1/4個は種をとり、縦に3cm幅に切る。生鮭2切れ(200g)はひと口大に切り、酒小さじ2、塩適量を振って5分おき、水気を拭く。長ねぎ1/3本は3cm長さに切る。

【2】鍋にオリーブオイル大さじ1、【1】を入れて焼き目をつける。

【3】水2と1/2カップ、顆粒和風だし(食塩不使用)小さじ1を加えて中火で温め、みそ大さじ2を溶き入れる。

《Point》

鮭のアスタキサンチンは血管をやわらかく保ち、心臓病の予防に効果的。オリーブオイルのビタミンEは血栓を防ぎ、血行改善にも作用する。

◆教えてくれたのは:医学博士・池谷医院院長 池谷敏郎さん

血圧や動脈硬化について研究。臨床の現場に立つ傍ら、メディア出演もこなす。近著は『高血圧、脳卒中、心筋梗塞をよせつけない!「100年血管」のつくり方』(青春出版社)。

◆教えてくれたのは:管理栄養士 清水加奈子さん

ピンクのエプロンをした女性
管理栄養士の清水加奈子さん
写真7枚

国際中医薬膳師、調理師などの資格も持つ。ダイエットレシピや中医学に基づいた薬膳料理などが得意で雑誌や企業へのレシピ提案など幅広く活躍。

撮影/菅井淳子 スタイリング/木村柚加利、三谷亜利咲 撮影協力/UTUWA

※女性セブン2025年10月9日号

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