
「あと一品ほしいとき」、「手早く晩ごはんを作りたいとき」頼りになるのが“作りおき”。そこで、簡単、おいしい、野菜やたんぱく質がたっぷり摂れてアレンジもしやすいと、いいことずくめの神レシピをご紹介。冷蔵で3〜4日保存が可能だから、これさえあれば毎日の食事が充実すること間違いなし!
【和えるだけ】しっかり味をつければ加熱なしでも保存がきく
辛子や酢なども活用し、しっかり味をつければ加熱なしでも日持ちがするように。あっという間にできて、「もう一品野菜がほしい」ときにも便利なメニューばかりです。
「かぶのはちみつレモン漬け」のレシピ
爽やかな甘みで箸休めにもうれしい一品。

《作り方》(作りやすい分量)
【1】かぶ3個は皮をむき、5mm厚さの半月切りにする。かぶの葉2個分は4cm長さに切る。
【2】ポリ袋にレモン汁大さじ3、はちみつ大さじ2、塩小さじ1/2、赤唐辛子の小口切り1/4本分を入れてもみ混ぜる。
【3】【1】を加えて軽くもみ、空気を抜きながら口を閉じ、冷蔵室で3時間以上漬ける。
「ミニトマトの梅おかか和え」のレシピ
トマト×かつおぶしで旨み倍増。梅の酸味でさっぱりと。

《作り方》(作りやすい分量)
【1】ミニトマト1パック(250g)はへたを除いて横半分に切り、種を除く。梅干し適量(塩分17%)の種を除いてたたき、梅肉小さじ4を準備する。
【2】ボウルに【1】、かつおぶし2gを入れて混ぜる。
【アレンジ】冷奴にのせる
「きゅうりの辛子漬け」のレシピ
殺菌作用のある辛子で日持ちもよくなる。

《作り方》(作りやすい分量)
【1】きゅうり4本は2cm幅に切る。
【2】ポリ袋に砂糖大さじ3、粉辛子大さじ1、塩小さじ2を入れて振り混ぜ、【1】を加えて軽くもむ。空気を抜きながら口を閉じ、冷蔵室でひと晩漬ける。
「彩りサラダ漬け」のレシピ
オイルを加えて酸味をまろやかに。

《作り方》(作りやすい分量)
【1】きゅうり1本は斜め1cm幅に、セロリ1/2本は筋を除いて斜め5mm幅に、キャベツ3〜4枚(250g)はひと口大に切り、赤パプリカ1/4個は斜め薄切り、昆布5cm角はキッチンばさみで半分に切ってから細切りにする。
【2】ポリ袋に【1】、オリーブオイル大さじ1、酢小さじ2、塩小さじ1と1/2を入れ、しんなりするまでもむ。空気を抜きながら口を閉じ、冷蔵室で3時間以上漬ける。
【「彩りサラダ漬け」アレンジ】「豚肉とサラダ漬けの炒め物」のレシピ
野菜を切る手間なしで、炒め合わせるだけ。

《作り方》(作りやすい分量)
【1】豚こま切れ肉50gは酒・片栗粉各小さじ1/2をもみ込む。
【2】フライパンにサラダ油少量、にんにくの薄切り3枚を入れて強めの中火で炒め、香りが出たら【1】を加えて炒める。
【3】豚肉の色が変わったら彩りサラダ漬け150gを汁気を切って加え、こしょう少量を振って炒め合わせる。
【調味料ひとつで】旨みのある食材と組み合わせれば失敗も手間もなし!
味つけに迷う必要なし。塩昆布、ちりめんじゃこ、ザーサイなど旨みのある食材や、中濃ソースのような複雑な味わいの調味料を使えば、シンプルな組み合わせでも物足りなく感じません。
【酢】「ピーマンのさっぱり塩昆布和え」のレシピ
塩昆布の塩気に酢を合わせて、日持ちも◎。

《作り方》(作りやすい分量)
【1】ピーマン大3個は縦に細切りにする。【2】ポリ袋に【1】、塩昆布大さじ2、酢・白いりごま各小さじ2を入れ、しんなりするまでもむ。
【中濃ソース】「うずらのソース漬け」のレシピ
お弁当にぴったり!ゆで卵で作っても。

《作り方》(作りやすい分量)
ポリ袋に水気を切ったうずらの卵(水煮)12個、中濃ソース大さじ4を入れてもみ混ぜる。空気を抜きながら口を閉じ、冷蔵室で1時間以上漬ける。
【ポン酢しょうゆ】「大豆とじゃこのポン酢漬け」のレシピ
じゃこの旨みと食感がアクセントに。

《作り方》(作りやすい分量)
ポリ袋に大豆缶1缶(蒸し・100〜140g)、ちりめんじゃこ大さじ2、ポン酢しょうゆ1/4カップを入れ、ざっともみ混ぜる。空気を抜きながら口を閉じ、冷蔵室で3時間以上漬ける。
【アレンジ】葉野菜に汁ごとのせ、ごま油をかけてサラダに
【塩】「にんじんのザーサイ和え」のレシピ
塩もみしたにんじんがシャキッ!味つきザーサイでほんのり中華風。

《作り方》(作りやすい分量)
【1】にんじん1本はスライサーでせん切りにし、ボウルに入れる。塩ひとつまみを加えて混ぜ、10分おいて水気を絞る。
【2】ザーサイ(瓶詰め)40gをせん切りにし、【1】と和える。
【「にんじんのザーサイ和え」アレンジ】「にんじんのザーサイ和え入り卵焼き」のレシピ
卵液に加えて焼くだけで食べ応えのあるおかずに変身。

《作り方》(作りやすい分量)
【1】卵大2個、水小さじ4、しょうゆ小さじ1/4を混ぜ合わせる。
【2】卵焼き器(または小さめのフライパン)にごま油小さじ1を中火で熱し、にんじんのザーサイ和え40gを入れてさっと炒め、【1】に加えて混ぜる。
【3】フライパンを拭いてごま油小さじ1を入れ、【2】を3回に分けて流し入れ、卵焼きを作る。両面を焼きつけ、取り出して3等分に切る。
◆教えてくれたのは:料理研究家 小林まさみさん

工夫が満載の作りやすいレシピが人気。『小林まさみの料理教室 ていねいな献立づくりがわかる本』(山と溪谷社)など著書多数。
撮影/豊田朋子 取材・文/平井薫子
※女性セブン2025年10月9日号