1回10秒でリフトアップを実現!“ほぐし”術入門
手とともに肩甲骨を動かして咬筋をほぐすことで、肩や首のこりを解消できる。毎日続ければ肩甲骨まわりの筋肉もほぐれて姿勢がよくなり、見た目がスッキリして若返るのだ。
咬筋ほぐしのルール4
【1】鏡を見ながら行う
「自分の顔をしっかり見ることはケアの基本。客観的に見ることで、『今日はむくんでいる』など小さな変化に気づけます」
【2】痛いと思ったらストップ
「痛すぎる刺激は逆効果。力を入れすぎるとかえって筋肉が防御本能で硬くなります。力を入れすぎず骨に柔らかく触れるよう意識してください」
【3】しっかり行うなら夜
「1日使った筋肉の疲れをほぐすなら夜に行うのがベスト。お風呂に鏡があるなら、入浴中に行うとしっかりほぐれます」
【4】水分補給をする
「マッサージによって血流やリンパの流れがよくなり、老廃物の排出も促されます。常温の水を飲んで、老廃物を外に出すようにしましょう」
【Step1】まずは咬筋と肩甲骨を柔らかくし、血流を改善「基本の咬筋ほぐし」
咬筋を逆側の手で触れることで腕がしっかり上がり、肩甲骨まわりの筋肉が刺激されて緊張もほぐれる。顔を真横に向けて行えば首のストレッチにもなる。

【1】<1>背筋を伸ばして立ち、顔を右側に向ける。左腕を上げて、親指以外の4本の指の腹を後頭部側から咬筋に当てる。
<2>そこから指を曲げ、後ろに咬筋を引っ張るように2回指を動かしてマッサージ。2回を1セットとして、逆の手も同様に各5セット行う。

腕を上げるときは肩甲骨を中央に寄せるように意識する。目線はまっすぐ前を向き、指は咬筋に引っかけるようにする。

【2】【1】ができるようになったら、顔を正面に向け、【1】同様に左手の4本の指を右の咬筋に当てた後、指でマッサージ。逆の手も同様に各5セット行う。慣れてきたら2→1の順で5セットずつ行う。


【Step2】頬をマッサージし、小顔に「咬筋クリクリ」
手を回しながら咬筋を動かしてマッサージをすることで、顔全体が引き締まり、口の動きもよくなる。

右手でこぶしを作り、右頬骨の下のあたりに当てる。そのまま「クリクリ」と手を矢印のように回転させて2回マッサージをする。
さらに1cmほど上に移動し、「クリクリ」と2回マッサージ。2回を1セットとして5セット行う。左側も同様に。

【Step3】肩や首のこりも解消する「ピースフェイスマッサージ」
耳の下から耳まわりの筋肉を持ち上げて鍛えることで首の位置が正しくなり、姿勢が伸びて猫背が改善する。」

【1】両手でピースを作り、両耳を下から挟んで耳を押し上げる。

【2】【1】の状態から、ゆっくり手を開いて人差し指と中指で耳を挟み、上下に耳を動かす。その後、耳を後ろ回りに3回回して手を離す。

【1】と【2】を5セット行う。左右同時に行うこと。