最近の紀子さまの装いには佳子さまの影響も
佳子さまが文書で眞子さんの結婚を後押しされたのと同じ頃、大学卒業後に就職せず、さらに公務の数も少なかった佳子さまを「ロイヤルニート」と揶揄する声が一部の心ないネットユーザーから上がった。
しかし眞子さんが結婚を機に皇籍を離脱されると、佳子さまの様子は一変。眞子さんの公務を次々と引き継ぎ、昨年は1年間で134件の公務をこなされるなど多忙な日々を過ごされるようになった。
お出ましが増えるほどに、影響力も増している。
「佳子さまが着用されたお召し物やアクセサリーがあっという間に完売する“佳子さま売れ”が相次いでいます」(前出・皇室記者)
こんなトラブルも起きた。今年6月のブラジルご訪問中、飛行機の座席でつかの間の休息を取られる佳子さまの寝顔が、一般人によって撮影されてしまったのだ。動画は瞬く間に拡散され、最終的に宮内庁が撮影者に苦言を呈する事態となった。
「一挙手一投足がSNSを通じて全世界に公開されてしまう時代ですが、佳子さまは寝顔流出の後もひるむことなく、お出ましの場にカメラを構えた人がいれば自ら近づいて声を掛けられるなど公務の場でも積極的です。SNS時代にうまく適応されており、秋篠宮家の評判を押し上げています」(前出・皇室記者)
ご自身のお立場をうまく生かすことができる佳子さまは、結婚騒動で孤立しそうになった眞子さんに寄り添うなど、家族の中でも持ち前のバランス感覚を発揮してこられた。

一方でバランスを崩されたのは紀子さまだった。
「娘たちとの距離が開いた紀子さまは、寂しさを埋めるかのように以前にも増して悠仁さまの“ご教育”に熱心に取り組まれるようになりました。
その悠仁さまも今年4月に大学に進学され、9月には成年に関する儀式をすべて終えられました。今後はおひとりで経験を積む場面が多くなるでしょう。実際、これまでは母の指示に従ってきた悠仁さまが、時に紀子さまの言動を正されることもあるようです」(前出・宮内庁関係者)
悠仁さまの親離れが進んでいるなか、佳子さまは母が孤独を感じすぎることのないよう、一緒に過ごす時間を持とうとされているのかもしれない。
「2度の母娘でのお出ましは、佳子さまなりの“雪解けの合図”だとみられます。佳子さまは昨年末に30才の誕生日を迎えられました。自分が母の味方になるべきだというご自覚が出てきたのでしょう。秋篠宮家は次代の“天皇家”です。その家族がバラバラといった印象を世間に抱かれたままでは、国民への影響は計り知れません。佳子さまはそういった視点もお持ちなのです。
今年の夏頃から紀子さまと衣装のトーンを合わせるなど、リンクコーデで公務に臨まれる機会も増えています。これも佳子さまの歩み寄りなのかもしれません」(前出・皇室記者)
最近の紀子さまの装いには、佳子さまの影響も見られる。
「大きな白いリボンや小ぶりな黒いリボンといった、かわいらしいアクセサリーを使ったヘアアレンジが増えているんです。小物使いの上手な佳子さまのアドバイスを受けての変化かもしれません」(前出・皇室記者)
母娘の関係にようやく“春”が訪れたようだ。
※女性セブン2025年10月16・23日号