料理・レシピ

《すぐにまねできるプロの技術》ラーメンにアレンジもおすすめ!玉ねぎの甘み溶け出す「豚汁レシピ」

豚汁
大鍋(18杯分)入りの豚汁を、平日は10~12回、週末は20回ほど作るという。とん汁定食(並盛)1130円
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冷えた体を温めるだけでなく、野菜たっぷり&発酵食品のみそを使った豚汁は“腸活”にもなる、と近年静かなブームに。今回は、「とん汁の店 たちばな」三代目店主・松澤崇さんが自慢のおいしい豚汁の秘訣を大公開。ちょっとしたコツで、いつもの豚汁がグンと格上げされること間違いなし!家庭向けのレシピも教えてもらった。

肉、玉ねぎ、豆腐を層状に重ね蒸し煮で甘みと水分を引き出す。とろとろ仕上げの究極の豚汁

具材は豚肉、玉ねぎ、豆腐だけ。材料も作り方もごくシンプルなのに、できあがった豚汁は、シチューのようにとろとろで濃厚な味わい。「豚汁の王者」として知られ、この味を求めて全国各地から多くのファンが足を運ぶ。

「硬くならないよう豚肉をほぐし入れて軽く火を通したら、玉ねぎ、豆腐を入れて重ね蒸しにします。大量の玉ねぎから出た水分と甘みで、濃厚で味わい深い豚汁に仕上がります」と松澤さん。水分の8割は玉ねぎ。特別な調味料は入れずとも、極上の豚汁が完成する。

とん汁の店 たちばなの外観
とん汁の店 たちばなの外観
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玉ねぎの甘みが極上の旨みに!冷えた体に染みわたる豚汁

だし汁を鍋に入れている
だし汁は昆布とかつお
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【1】昆布とかつおからとっただし汁を鍋に注ぐ。

白みそを溶いている
白みそを使用。塩分はやや高めに
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【2】白みそを溶く。塩分はやや高めにすると味がまとまる。

豚肉を鍋に入れている
豚肉は大きめ
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【3】煮立ったら大きめに切った豚肉を広げながら入れる。

肉をほぐしている
肉をほぐすのは7割ほど火が入ったタイミングで
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【4】肉に7割ほど火が入ったら、ほぐして全体に火を通す。

鍋に玉ねぎを入れている
玉ねぎは1鍋に20kgも使用
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【5】くし形切りにした玉ねぎを投入。1鍋(18杯分)で20kg。

玉ねぎをならしている
玉ねぎをならして、均等にするのがポイント
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【6】《Point》鍋の表面に玉ねぎが均等にいきわたるようにならす。

鍋に豆腐が入っている
木綿豆腐は2cm弱の厚さ
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【7】2cm弱厚さに切った木綿豆腐を並べ入れる。1鍋に約6丁。

鍋を火にかけている
ふたをして強火で約6~7分、煮立ったら弱火で5分蒸し煮
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【8】ふたをして強火で約6~7分、煮立ったら弱火で5分蒸し煮にする。

鍋のふたを開けている
火を止めたら、ふたを空けずに10分ほどおく
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【9】火を止めて10分ほどおいてからふたを開ける。

鍋の中身を移し替えている
豆腐を崩さず混ぜるため別の鍋に
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【10】《Point》別の大鍋に移す。豆腐を崩さず全体を混ぜるための秘技。

豚汁が入った鍋
具材はやさしく混ぜ合わせる
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【11】豚肉、玉ねぎ、豆腐をやさしく混ぜ合わせる。

豚汁をよそっている
豚汁が完成!
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【12】玉ねぎがとろけた豚汁の完成。再び温めて器に盛る。

持ち帰りの値段表
お持ち帰りは1人前(約650g)~5人前(約3800g)まで。鍋を持参しても
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《材料》(作りやすい分量)

だし汁…2と3/4カップ 塩…大さじ1 みそ…約120g 豚バラ肉…500g 玉ねぎ…1.3kg(3~4個) 木綿豆腐…2丁

《作り方》

【1】鍋にだし汁を入れ、煮立ったら塩、みそを入れて混ぜ合わせる。

【2】【1】に5~6cm幅に切った豚バラ肉を入れ、肉の色が変わったらくし形切りにした玉ねぎを、鍋の表面全体を覆うように広げて入れ、その上に1cm幅の正方形に切った豆腐をのせる。ふたをして強火で10分、弱火で5分蒸し煮にしたら火からおろし、15分ほど蒸らして余熱調理する。

【3】全体を混ぜて器に盛る。

ラーメンにアレンジ!

店では「とん汁ラーメン」(970円)も人気。みそスープに豚汁を加えたベースで、定番のとん汁とは違った味わいが楽しめる。

「とん汁ラーメン」
人気の「とん汁ラーメン」(970円)
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「パック詰めとん汁」と「とん汁ラーメン」
売り切れ必至の「パック詰めとん汁」(950円/写真左)は店舗のオンラインショップで。「とん汁ラーメン」(950円/写真右)はAmazon等でも購入可能
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◆教えてくれたのは:とん汁の店 たちばな 三代目店主・松澤崇さん

とん汁の店 たちばな 三代目店主・松澤崇さん
「玉ねぎが溶け出してとっろとろですよ!」(松澤さん)
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地元で50年以上続く豚汁の専門店。JR北陸新幹線上越妙高駅から車で約10分。
新潟県妙高市栗原2-3-10

写真/田中宏幸

※女性セブン2025年12月18日号

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