健康・医療
2026.02.26 16:00
《高齢者が慎重に検討すべき手術》人工股関節の手術後に静脈に血栓ができやすくなる可能性、レーシックで緑内障の発見が遅れるケースも…不安を抱いたらセカンドオピニオンを
レーシックが緑内障を隠す
高齢になり、老眼を抱えるなど悩みを持つ人が多い眼科の分野でも避けるべき手術がある。二本松眼科病院副院長の平松類さんは、近視矯正手術の問題点をこう解説する。
「角膜にレーザーを当てるレーシックや目の中にレンズを入れるICLの手術は受けない方がいいと思います。これらの手術で近視は治りますが、多くの高齢者の悩みである老眼は治りません。またレーシックは緑内障の発見が遅れたり、治療が難しくなる原因にもなる。多くの医師がこれらの手術を受けずに眼鏡をかけているのは、そのデメリットを理解しているからだと思います」

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このように手術を受ける身になれば慎重に検討を重ねたいところだが、病院や医師の側が積極的に手術を選ぶ場合もある。ナビタスクリニック川崎院長の谷本哲也さんがこう語る。
「病院側も収益性を求められているので、患者の年齢などをあまり考慮せずに、積極的に手術をしたがる医師は少なくありません。『害になることはすべきでない』という考え方が医療の根本ですが、実際には本当に必要なのか微妙なラインの手術がすすめられることもあるので、不安に思ったらセカンドオピニオンを聞くなど注意が必要です」

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(第3回に続く)
※女性セブン2026年3月5日号