「俺たち頑張って完璧に治そうね」
昨年9月、真矢さんの姿は故郷の神奈川・秦野市にあった。毎年恒例の「秦野たばこ祭」に出席し、関係者やファンに元気な姿を見せることも目的のひとつだったという。地元の知人が振り返る。
「真矢は昔から地元のお祭りが好きで、この数年は毎年100万円ずつ寄付してたし、2000万円近くするみこしも自腹で買った。去年は車いすに乗って動けない彼の代わりに、石黒さんが一生懸命、みこしを担いでね。真矢も必死に立ち上がって、ファンの前で『ドラムスティックを持てる日が必ず来る』って宣言してたよ」
その約束を守り、真矢さんは昨年11月の「LUNATIC FEST.2025」でステージに立ち「ちゃんと治して完全復帰を目指していきたいと思います」と力強くコメント。代役を務めたSAIM SHADEの淳士がドラムを叩く姿を見て、大粒の涙を流していたという。

「真矢さんは後に更新したインスタグラムでも、このときのステージを振り返り、《愛するメンバー。そして本気でLUNA SEAを支えてくれるみんな。本当に幸せだよ! ありがとう》と綴っていました。そして、2019年に早期の肺腺がんと診断され切除手術を受けた河村さんに《隆ちゃん俺たち頑張って完璧に治そうね》と呼び掛けたのですが……。残念ながらそれが最後の更新となってしまいました」(前出・音楽関係者)
5年以上に及ぶ壮絶な闘病生活を伴走した石黒は、前述のインスタグラムの声明をこう締めくくっている。
《真矢の最大の願いは『LUNA SEAを絶対に止めないでほしい』という事でした。どうかその想いが繋げられるよう 真矢の愛するLUNA SEAを 走り続けるLUNA SEAを応援よろしくお願いします。私達家族は真矢の思いを胸に精一杯生きていきます。どうか温かく見守っていただけると幸いです》
不世出のドラマーが刻んだ“魂のビート”は、いまこの瞬間もLUNA SEAの音楽に息づいている。
※女性セブン2026年3月12日号