健康・医療

《長寿の専門家たちがアドバイス》長く生きることを目標にするのではなく「気づいたら長生きしていた」が理想 ポイントは「加齢をマイナスに捉えないこと」

長生きは“質”を重視

 長生きというと、どうしても何才まで生きたか、いま何才かという「時間」に着目してしまいがち。 

 しかし、長生きするうえでは「もっと大事にすべきものがある」とお茶の水健康長寿クリニック院長の白澤卓二さんは言う。

「いま世に多く出ている長寿データは“質”を評価軸にしていません。しかし、百寿研究のなかでわかった長寿の秘訣は『人生の目標を持っていること』です。その目標は何でもいい。好きなことがあって、そのために一生懸命運動したり、勉強したり、食べたりする。その結果として長生きになっているのです」

 長く生きることを目標にするのではなく、ほかのことに夢中になっているうちに「気づいたら長生きしていた」というのが理想。ポイントは「加齢をマイナスに捉えないこと」だと、90才にして現役で医療現場に立ち、帯津三敬病院の名誉院長を務める帯津良一さんは言う。

 その言葉をまさに体現している鈴木さんは、シニア世代にこうエールを送る。

「私はいくつになっても“人生はこれからだ”と思っています。探究心は年齢によって衰えるものではありません。今年5月には日本と中国の歴史について調べるために中国の北京に参ります。そのために体力づくりにも励んでいます。

 でも、特別なことをする必要はないと考えています。皆さんもいまお住まいの自治体が行っている市民講座に参加してみるとか、身近なことから始めてみてはどうでしょう。探究心を持ち続けることで、自分の世界が広がり、生活にワクワクをもたらしてくれると思います」

 人生は100年時代から120年時代へ。だからこそ、ただ長生きするのではなく、いかに健康で楽しく年を重ねていくかが問われている。

 名医と長寿者の言葉を参考に、日々のルーティンを整えよう。

早死にルーティン
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(了。第1回を読む

※女性セブン2026年4月30日号