
《不純な輩にまんまとやられるわけにはいかない》《業務上横領は断じて許さない》──怒髪天を衝く勢いで怒りを表明したのは歌手の長渕剛(69才)だ。「不純な輩」と名指しされたのは、長渕のライブやファンクラブの運営を行うイベント会社のダイヤモンドグループ(以下、ダイヤ社)。
「昨年夏、ダイヤ社は長渕さんの個人事務所に対して、ツアー代金の分配金やファンクラブの売り上げなど約2億6000万円の未払いがあることが報じられました。報道以前から長渕さん側は支払いの督促をしていましたが、返済期間の猶予を求めるばかりで一向に支払われることはなかったそうです。そのため、ダイヤ社には支払う資産も意思もないとみて、長渕さん側が破産を申し立てたのです」(経済ジャーナリスト)
冒頭の怒りのコメントは昨夏、報道に際して発表された長渕の声明だ。そこには、《絶対に許してはならないイベンターが今回存在した》と、徹底的に闘う姿勢を示す強い言葉もあった。その後、昨年12月に破産手続きが開始。そして今年5月18日に東京地裁で第一回の債権者集会が開かれた。
2024年に行われた全国6か所11公演のアリーナツアーは、チケット代が最低でも1万円以上。総売上は概算で10億円近くに及ぶ。この売上金の所在が主な争点となったが、法廷の場で明らかになったのはダイヤ社のあまりに杜撰な管理体制だった。
「2024年1月期の決算以降は、記帳すらしておらず、税理士への報酬も一部未払いでした。そのため、経理資料がほとんどない状態でしたが、法人口座を調べると約64万円しか預金がなかったことが判明しました。事務所兼倉庫を調べても現金は約1万円しか出てこなかったのです」(全国紙記者)
一体10億円はどこに──。
「法廷の場で、長渕さん側は『10億円ほどの売り上げがあるのに、なぜ64万円しか残っていないのか』とダイヤ社の財産管理者である弁護士に問う場面がありましたが、管理者もいわば中立的な第三者。『現在調査中です』と答えるのが精一杯という感じでした。多額の売上金がどこへ消えたのか、ダイヤ社からの説明もなく、長渕さんとしては“ろくなもんじゃねぇ!”と吐き捨てたい思いでしょう」(前出・全国紙記者)
次回の債権者集会は10月。長渕の怒りが鎮まるにはまだ時間がかかりそうだ。
※女性セブン2026年6月11日号