
夫婦げんか中、つい感情的になって言い合いになることも少なくありません。中には、相手に言われた言葉が、長く心に残ってしまうことも…。
そこで『女性セブン倶楽部』では、婚姻歴のある会員の男女1266人にアンケート調査を実施(内訳:女性1188人、男性78人)。「夫婦げんかの最中に、言われて心底嫌だった言葉」を聞いてみました。その結果から、女性の声を中心にお届けしていきます。
容姿に関する発言

「“もう女として見られない”と言われたとき。体脂肪率が35%を超えた時に夫から言われ、あまりのショックと悔しさから、絶対に綺麗になって見返して別れてやる!と一念発起。努力して24%まで落としました。夫は猛省して“二度と言わない、傷つけてごめん”と謝罪してきたので今回は目をつむりましたが、今でも忘れられない言葉です」(28歳)
「最近、身長が縮んだとか、足が太くなったとか身体の問題をさもおかしく、デリカシーのない言葉で言われると、めちゃくちゃ腹が立ちます。また、職場の可愛い女性職員やキャリアを積んだ女性の同僚の話を嫌味ったらしく話す態度には嫌悪感を感じました」(66歳)
年齢を重ねれば、容姿に変化が生じるのは“お互いさま”。にもかかわらず、けんかの勢いに任せて外見を否定するような言葉をぶつけられると、深く傷ついてしまうものです。デリカシーのない発言には要注意です。
お金に関する発言

「お金の使い方について、無駄遣いだと言われたこと。自分こそ飲み会やゴルフ、タバコ、パチンコとやりたい放題のくせに、と腹が立つ」(59歳)
「“金を稼いでるのは俺だ”。当たり前のことを偉そうに言う器の小ささ」(45歳)
「“俺が稼いだ金だ”と言われた。誰のおかげで働けてるのか。家事も子育てもしないくせにほんまにムカついた。熟年離婚か別居を狙っています。もう少しの辛抱です」(44歳)
「家のことがおろそかになったときに、“俺だったらその仕事量(私は制度を使って残業なしで帰宅)であれば家事も完ぺきにできる。俺と代わってほしいくらい”と言われたので代わってあげると言ったら、“だったら俺と同じ金額稼いでこいよ”と言われた。こっちは制限かけて仕事してきたので昇進などの道から外れてるし今から底上げしてくのがどんだけ大変かわかってんのか!と思った」(46歳)
「“誰のおかげで食っていけているんだ”という発言。家事育児を軽視した発言で腹が立った。“離婚して実家に帰った方が裕福な暮らしができるんだけど”と言い返した」(33歳)
今回のアンケートでは、「俺の稼ぎだ」「誰のおかげで生活できていると思っているんだ」といったお金にまつわる発言への不満が目立ちました。家計を支えてくれることはもちろんありがたいことですが、その一方で、家事や育児なども暮らしを回していく上で欠かせません。男女関係なく、稼ぎを理由に相手を見下したり、貢献を軽視する発言は、夫婦の信頼関係に深い溝をもたらすようです。
専業主婦や雇用形態を軽視するような発言

「“お前は一日中、家にいて楽でいいな”と言われた時です。子育てや家事には休みがなく、一日中動き回ってクタクタになっている生活を、すべて“楽”という一言で片付けられてしまったようで本当に悲しかったです。目に見えにくい家事の大変さや、育児のプレッシャーを全く理解しようとしてくれない姿勢に、強い孤独感と理不尽さを感じてしまいました。 お互いに異なる役割を持って支え合っているはずなのに、自分の努力や負担を頭から否定されるような言葉は、今思い出してもやはり一番心に突き刺さります」(30歳)
「“仕事(私はパートをしている)に責任もったことないでしょ?”と言われ、パートを下に見られた気がしたし、毎日仕事に責任もってやってるわ!とすごく腹が立ちました」(42歳)
無償でこなすことが多い家事。その金銭的価値を“見える化”したもののひとつに、内閣府が公表している「無償労働等の貨幣評価」があります。
2023年公表の最新版によると、無業有配偶者(いわゆる専業主婦)の家事活動の貨幣評価額は、年間298万9000円。これを12カ月で割ると、月額およそ25万円に相当します。そう簡単に金額をはかれるものではないにしても、決して「家にいるだけ」「楽をしている」と言えるものではないことがうかがえます。
また、たとえ雇用形態が違っていても、責任をもって仕事に取り組むのは皆同じです。リスペクトのない発言に、日々の頑張りや存在価値を否定された…との声も少なくありませんでした。
【参考】
内閣府 内閣府経済社会総合研究所
「2022 年度(令和4年度) 「無償労働等の貨幣評価」に関する検討作業 報告書」
https://www.esri.cao.go.jp/jp/sna/sonota/satellite/roudou/contents/pdf/2021musyou01.pdf