
いよいよ夏本番。おいしく猛暑を乗り切るなら、清涼感と爽快感がダブルで味わえる冷やし中華&ラーメンで決まり! 町中華とラーメンの達人が、最近の“冷やし”のトレンドや楽しみ方を教えてくれた。
教えてくれたのはこの2人!
クック井上。さん(冷やし中華担当)

食の資格を9個持つ料理芸人。作るのはもちろん、食べ歩き取材も得意で、特に全国の町中華に詳しい。著書に『魔法の万能調味料 料理酒オイル』(ダイヤモンド社)がある。
井手隊長さん(冷やしラーメン担当)

全国のラーメンを食べ歩き、業界の現状を精力的に取材するラーメンライター。『ラーメン一杯いくらが正解なのか』(ハヤカワ新書)はじめ、近著のラーメン関連本がどれも話題に。
この夏、冷たいけれど熱い!“冷やし”はこう楽しもう
井出:このところ、“冷やし”の存在感がますます高まっています。やはり、この猛暑で熱いラーメンより冷やしに力を入れる店が増えてきているからでしょうね。
クック:確かに。4月くらいから始めるお店が増えているほか、通年で出すようになった店もちらほら見受けられます。「冷やし中華」の時期は大行列というお店も少なくなく、もはや主役級の存在感。
井出:冷やしは、「夏は(熱い)ラーメンはちょっと…」という方の救世主的存在。実は、冷やしたスープは旨味の輪郭がハッキリしやすくなり、直球ストレートな旨さを感じられるんですよ。さらに、キンキンに締めた麺の食感も魅力的。
編集部:最近のトレンドを教えてください。
クック:従来の冷やし中華は色合いの美しさで攻めていましたが、いまはあえてシンプルな具材で色味を抑える傾向が。その分、具材の切り方に趣向を凝らし、嵩高な盛りの美しさが際立つ皿が増えてきたように感じます。
また、店の名物メニューをトッピングするなど、個性をより生かした品揃えになりつつあります。加えて暑さの影響か、麻辣や坦々を冠した、より刺激的な辛さを追求した麺も続々登場しています。
井出:最近は、熱いラーメンと変わらない見た目の、冷たいスープたっぷりタイプも多く見かけます。一方で、タマゴカケメン(TKM)のブームから、今後は冷やしのまぜそばがくるのではと予想します。
編集部:おいしく食べるコツはありますか?
井出:食べる側のコツは特にないけれど、丼からキンキンに冷やしてもらえるとうれしいですね。
クック:まずは麺と具材、スープを個々に味わって、それぞれの個性や魅力を感じてみてください。その後、混ぜたり味変したりすると、舌がそれぞれの魅力を覚えているので、今までより味わい方がワンランクアップしますよ!
撮影/田中宏幸 取材・文/奥村紀子(WEST)、高城直子
※女性セブン2026年7月23日号