愛子さま、皇族として経験を積む場となる美術展 フェルメール、ボッティチェリ、ダ・ヴィンチ、藤城清治…美術への造詣の深さがご公務に直結 雅子さまから授けられた“教え”
生後間もない頃から雅子さまの英才教育
愛子さまにとって、皇族としての経験を積む重要な“場”となってきたのが数々の美術展だった。
「愛子さまが初めて両陛下とともに美術館でのご公務に臨まれたのは、2016年3月、イタリアを代表する画家のひとりである『ボッティチェリ展』でのことでした。そのわずか3週間後には、同じくイタリアゆかりの『ダ・ヴィンチ展』もご鑑賞になっています。いずれも日伊国交樹立150周年を記念して開催された催しであり、ご一家のご鑑賞は、両国の友好親善を深める上で大変意義ある機会となりました」(前出・皇室記者)
皇室において、美術への造詣の深さはご公務に直結している。
「美術を知ることは、その国の文化や歴史を知ることと同義。外国人との交流の際は、会話の端緒にもなります。元外交官の雅子さまは、それを熟知されている。愛子さまにも、美術教育を惜しみなく与えてこられたといいます」(前出・皇室ジャーナリスト)
雅子さまの“教え”は、愛子さまが生後間もない頃から授けられたという。

「当時生後10か月の愛子さまの“初めてのお出かけ先”として雅子さまが選ばれたのは、今年102才を迎えた影絵作家・藤城清治さんの展覧会でした。雅子さまは『(愛子さまに)いちばん美しいものを見せたい』との思いだったそうです。
雅子さまのご実家と自宅が近所だったという縁もある藤城さんは、愛子さまご誕生を記念して特別に絵を制作し、プレゼントされています。その後もご一家はたびたび、那須にある『藤城清治美術館』に足を運ばれてきました」(別の皇室ジャーナリスト)
幼少から親しまれてきた美術を通じて、大阪の地で、オランダとの絆を確かめられる愛子さま。滋賀においても、両陛下の歩みをたどられることになりそうだ。
「愛子さまの宿泊先は、両陛下が2018年に宿泊された琵琶湖の眺望が有名なホテルです。両陛下は新婚時代の地方行啓の際、琵琶湖畔のホテルにご宿泊。その際、部屋からご覧になった湖の景色の感動を歌にされ、ご夫婦で対になった『相聞歌』を『歌会始』で披露されたことが話題になりました。琵琶湖の風景は両親の愛情が詰まった、思い出の場所といえます」(前出・皇室ジャーナリスト)
2日目、ホテルを出発された愛子さまは、地域包括支援センターや児童発達支援センターなどが備わった福祉施設『ふくしあ』を視察される。同施設は2018年に雅子さまも足を運ばれた場所だ。雅子さまはその際、対面した子供たちを大いに沸かせていらっしゃったのだという。長年皇室取材を続ける皇室記者が語る。
「雅子さまは誕生日が近い施設の子供に、サプライズで『ハッピーバースデー』をお歌いになったのです。雅子さまのあたたかな歌声とまさかのサプライズに、子供たちは大喜びでした。愛子さまはご視察先について、よくご両親と会話されるといいますから、当時の思い出も含め、すでに予習をされているはずです」
ご公務に休日出勤に─—激務をこなされる愛子さまの視線の先には、母の背中があるのかもしれない。
※女性セブン2026年9月3日号