
公開から約1週間。映画『踊る大捜査線 N.E.W. メトロポリスを駆け抜けろ!』に、意外な追い風が吹いている。『踊る』は1997年にフジテレビ系で放送された連続ドラマで、翌1998年に初の劇場版を公開。2003年公開の第2弾は興行収入173.5億円を記録し、2025年公開の『国宝』に破られるまで22年間にわたり邦画実写のトップに君臨した。以降、続編やスピンオフが公開されるたびに、この数字がついて回った。
主演の織田裕二(58才)は記録が塗り替えられたことについて、「やっと『踊る』らしいものを作れそうだね。その看板が取れて」と振り返り、「ほっとしました」とも語っている。重い看板を下ろして挑んだ新作だが、滑り出しは苦戦中だ。
「青島が主役の本編としては14年ぶりの新作とあって、封切り前の注目度は抜群。公開6日間で興収16億円を超え、最終的には50億円前後とみられています。アニメ以外の邦画としては立派なヒットですが、かつての記録を知る関係者の間では『もうひと伸びほしい』という声も上がっているんです」(映画関係者)
期待値が高すぎたゆえの“伸び悩み”ともいえるが、作品の中身に理由があるとみる関係者もいる。
「2004年に亡くなった、いかりや長介さん(享年72)が演じた和久平八郎の声をAIで再現したり、『踊る』シリーズの特徴でもあるコミカルなシーンを多数盛り込んだりと、今作は“らしさ”を追求した仕上がり。往年のファンには好評な一方、本筋から脱線する場面が多いと感じた人もいて、リピーターが思うように増えていないようです」(前出・映画関係者)
伸び悩みが囁かれるなか、ある男のSNSの投稿が日増しに注目を集めている。青島(織田)の上司・室井慎次を演じてきた柳葉敏郎(65才)だ。2024年のスピンオフ映画で室井は命を落としたため今作には登場しないが、柳葉は公開初日に劇場へ足を運んだことをSNSで報告していた。
「投稿された写真には、宣伝パネルの青島と背中合わせになり、笑顔でポーズを決める柳葉さんの姿がありました。かつて撮影の方向性を巡って確執も噂された2人だけに、関係者にとっては衝撃の一枚です」(芸能関係者)
本人にとっては、古巣へのささやかなエールだったのだろう。だが、因縁が噂された2人の“2ショット”はSNSで瞬く間に拡散され、話題に。はからずも、映画の格好の宣伝にもなっている。
「実は続編の計画が進んでいるという話もあります。実現すれば、新たな設定で柳葉さんが復帰し、シリーズ復活の“助け舟”になる可能性も充分ありそうです」(前出・芸能関係者)
スクリーンの外でも上司と部下の絆は健在のようだ。
※女性セブン2026年10月15日号