管理栄養士・麻生れいみさんが1年で20kgやせた“ロカボダイエット”は、1週間の導入期は糖質を極力控える食事術。65kgが45kgになった。
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成功のためのポイントは?
麻生さんが提唱するのは、糖質を完全にカットするのではなく、食材の選び方や組み合わせの工夫で糖質を低めに抑える“ローカーボ”。
「体内では、糖質→脂質→たんぱく質の順で消費されるため、糖質を摂り続けている限り、脂質は燃焼しにくいんです。糖質を控えることで『糖質回路』から、脂肪をエネルギー源とする『ケトン体回路』に切り替わり、やせスイッチが入ります。
ケトン体とは中性脂肪が分解されるときに発生する代謝物質。糖質があるうちは働かないおっとりした彼(ケトン体)を奮闘させるには、腐れ縁の元カレ(糖質)を最初の1週間グッと我慢すること。それ以降はゆるやかに糖質を解禁していきます」(麻生さん)
では、ロカボダイエットを成功させる5つのルールを紹介しよう。
【ルール1】1週間は糖質を極力カット
脂肪を燃焼させる“ケトン体”を奮起させるには、甘い誘惑(糖質)を1週間我慢!
【ルール2】野菜は両手にのる量を
葉もの野菜なら1日400g。1回の食事あたり両手にのるくらいが目安。野菜を先に食べる、ベジタブルファーストを心がけて。
【ルール3】たんぱく質は手のひら1枚分
たんぱく質の1日の摂取量は体重1kgあたり1.2~1.6g。体重50kgなら1日60~80g、食べ物に換算すると300~400g。1食分は手のひら1枚分が目安。
【ルール4】3段階方式で食事を管理
糖質回路を断つのは最初の導入期だけ。そのあとは減量期(糖質20g)、維持期(糖質20~40g)と段階的に糖質を解禁。この3ステップで、半永久的にやせ体質をキープ。
●導入期:1週間
最初の1週間は糖質を極力控え、ケトン体回路を目指す。たんぱく質と野菜や海藻、きのこなどのレシピを実践。
●減量期:1週間目以降
ケトン体回路に切り替わり、やせスイッチがオン。糖質は1食20g以下に抑え、ゆるめの糖質オフに。減量期は導入期も含め1~3か月。
●維持期
体重が減ってきたら、糖質1食20~40gの範囲で、ご飯やパンも解禁。月に1度ならお寿司やラーメンなど糖質が高い食事もOK。
【ルール5】調味料の糖質に注意して
上白糖大さじ1で9g、みりん大さじ1には13gの糖質が。糖質カットの調味料を使うなどの工夫を。
※女性セブン2018年6月21日号
麻生さんは、糖質を控えたお手軽レシピをまとめたムック『20kgやせた!』シリーズも評判。そこで、『20kgやせた!10分ごはん』(宝島社)のなかから、麻生さんがぜひチャレンジしてほしいという、イチオシのレシピを2品ピックアップしてもらった。
「ハンバーグとエリンギの蒸し焼き」他おすすめレシピ
こねる手間いらずで簡単! 玉ねぎやつなぎを入れなくても、ちゃんとしたハンバーグが完成。エネルギー504kcal、糖質6.4g、たんぱく質27.7g
《材料》(1人分)
あいびき肉…150g、エリンギ…1本、塩・こしょう…各少々、オリーブオイル…小さじ2
[A]めんつゆ(3倍濃縮)…大さじ1/2、トマトケチャップ…大さじ1/2、中濃ソース…大さじ1/2
《作り方》
【1】ひき肉はパックに入れたまま手で押し広げ、トレイの形にととのえる。塩、こしょうをふる
【2】フライパンにオリーブオイルを引いて熱し、【1】のトレイをひっくり返して入れて焼く。焦げ目がついたら裏返し、弱火にしてエリンギを手で割きながら入れてふたをする。ふたを少し開け、水大さじ1(分量外)を入れて蒸し焼きにする
【3】ハンバーグとエリンギを取り出して器に盛り、エリンギに塩、こしょうをふる。フライパンに[A]を入れ、軽く煮詰めてハンバーグにかける。野菜が器の半分になるように、お好みの葉野菜を添える
→「豚バラ肉のごまラー油鍋」、「鶏むね肉の梅サラダ」のレシピはコチラ
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