アメリカ出身の女優、クロエ・グレース・モレッツ(21歳)は、美への第一歩は自信を持つことにあると考えているそう。
クロエは、2010年公開の映画『キック・アス』で演じた“ヒット・ガール”役で知名度を上げ、2014年にはアメリカのニュース雑誌『タイム』の「2014年の最も影響力のある25人のティーン」に選ばれるなど、世間の注目を集める人気女優の1人。
弱冠7歳の頃から女優として活動しているクロエだが、業界内で自分に自信を持つことの難しさや、一定基準を満たすプレッシャーとの戦いなど過去の経験を、雑誌『ティーン・ヴォーグ』に明かしている。
「いつも美のトレンドというものはあるわ。もっと幼い頃は、顔のコントアリング(※顔に立体感を出すためのメイク法)とかいろいろな傾向があった。それは私にとって辛いものだったわ。だって、私は一定の見た目にされたり、あれほどメイクを施された自分に自信が持てなかったから。何か私がおかしいのかなと思った。そして、最も重要なことは自分に自信を持つことだと気づいたの」
そんなクロエは10代の頃、ニキビにもかなり悩まされていたという。
「幼い頃は肌のシミとか、他人がそれについてどう思うかということばかりに執着して、自分を失っていたところもあった。でも成長するにつれて、その戦いの半分は自分自身とのものであり、自分の思っていた『美』と『完璧』というもの対する勝手な苦しみだったと気づいたの。そして完璧なんてものはなく、肌とは良い時もあれば悪い時もあるものだと分かったわ。自分にできることは、できるだけありのままの自分を受け入れるということ」
現在、化粧品ブランド「SK-II」のアンバサダーを務めているクロエは、同社の「すっぴん素肌プロジェクト」の中でノーメイク、特殊ライト、画像修正なしでありのままの自分を見せている。
「あの写真を見られることは、すごく意味があったわ。だって私という人間だけだから。それこそファンのみんなに見てほしいもの。私が目を覚まし、眠りにつくクロエという顔よ」
クロエは自身のInstagramでも、「化粧してない! 私の新たなお気に入りでもある『SK-II』の『Miracle Water』で整えたすっぴんよ。肌のレタッチはしてないわ!」というコメントと共に、そのすっぴん写真を披露。その写真には120万件の「いいね」が付いている。