健康・医療

【緑茶コーヒーダイエット】のアレンジ術、「1日3杯」を続けるためのコツ

今話題の「緑茶コーヒーダイエット」。これは、ダイエット外来ドクターの工藤孝文さんが考案した「緑茶とコーヒーを1:1で割ったドリンクを1日3杯飲むだけ」のダイエット法だ。工藤さんは、10か月間これを続けるだけで25kgも減量し、同外来の患者100人も平均6kg余り減量に成功している。

緑色のカップに入ったコーヒー
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コーヒーはブラックで、できれば浅煎りを。緑茶は玉露より煎茶のほうがベターではあるが、ブラックコーヒーにはカフェインやクロロゲン酸、お茶にはカテキンとタンニンさえ含まれていれば、市販のものを使ってもOKという手軽さだ。

→詳しい方法はコチラの記事を確認

ほうじ茶、ウーロン茶などでアレンジもOK

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とはいえ、毎回同じ味だと飽きてしまうという人には、次のアレンジを試してほしい。

「緑茶コーヒーは、アイスコーヒーや冷たい緑茶で割ったり、熱々の状態で入れたものを冷蔵庫で冷やして数時間後に飲んでもOK。“アイス緑茶コーヒー”にしてもダイエット効果は大きく変わりません。今の季節はホットのほうが好まれますが、気分転換にアイスで飲んでもいいでしょう。

また、お茶も緑茶に飽きたら、カテキンやテアニンが含まれているほうじ茶やウーロン茶、紅茶プーアル茶にしてみるのもおすすめです」

合わせるお茶を変えるだけで気分転換になる。そういう意味では、ときには甘い香りのするストロベリーティーを使ってもいいという。

「たまには甘いものも食べたいという欲求も少しは満たされますし、いちごにはダイエットに効果的なビタミンB群やカリウム、食物繊維が含まれています。その点、市販のストロベリーティーを買うよりは、紅茶や緑茶の茶葉に、スライスしたいちご1~2粒分を加えるとより効果的ですね」

そして、お茶との配分が1:1になるようにコーヒーを加えるのだ。

りんごを加えるのは便秘気味の人におすすめ

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同じ方法で、いちごではなくりんごをすりおしてもいい。

「特に便秘気味のかたにおすすめです。りんごには水溶性と不溶性、2種類の食物繊維が含まれているため、整腸作用が高いのです。さらに、りんごに含まれるペクチンという成分が体内の糖質や脂質を排出してくれますし、ポリフェノールにも脂肪の蓄積防止、脂肪燃焼効果が期待されます」

りんごは4分の1個をすりおろし、残りをスライス。そして、コーヒー&紅茶(ほうじ茶、緑茶)に入れる。スライスしたりんごを食べることで、空腹感が和らぎ、ダイエット中のドリンクながら満足感を得られそうだ。りんごの甘みをより味わいたいなら、ほうじ茶や紅茶がベターだ。

いちごやりんごの他に合わせやすいのが、かんきつ類を加えた「シトラスティー×コーヒー」。

「レモンやみかんなどのかんきつ類には、ビタミンCやクエン酸が含まれ、美肌効果、疲労回復効果が期待できます。コーヒーとお茶に、はちみつを小さじ1~2杯とレモン果汁を小さじ1杯加え、レモンスライスを1枚浮かべましょう」

今の時期なら、レモンの代わりに家にあるみかんを使ってもいいだろう。自分にとって楽しくおいしい方法を取り入れ、「1日3杯飲むだけ」を続けてみよう。

教えてくれたのは:医師・工藤孝文さん

工藤孝文さん
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くどう・たかふみ。福岡大学医学部卒業後、アイルランド、オーストラリアへ留学。帰国後、大学病院、地域の基幹病院を経て、現在は、福岡県みやま市の工藤内科で地域医療を行っている。ダイエット外来・糖尿病内科・漢方治療を専門とし、『世界一受けたい授業』(日本テレビ系)減量外来ドクター、『ホンマでっか!?TV』(フジテレビ系)漢方治療評論家・肥満治療評論家など、メディア出演多数。日本内科学会、日本糖尿病学会、日本東洋医学会、日本肥満学会、日本抗加齢医学会、日本女性医学学会、日本高血圧学会、日本甲状腺学会、小児慢性疾病指定医。著書『たった7秒で座るだけダイエット』(晋遊舎)が発売中。http://www.kudonaika.com/

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