
18年ぶりの台湾で、地響きのような歓声を浴びてから1週間あまり。“国民的アイドル”と呼ばれた広末涼子(44才)が傷害容疑で逮捕された。事故直前に目撃されていた奇行と病院内での徘徊情報。彼女はなぜ看護師に暴力を振るったのか──悩み深き「ヒロスエ」の現在に迫る。
《このたび、弊社代表取締役の広末涼子が逮捕されました。4月8日静岡県内にて本人が運転する車による交通事故を起こし、搬送先の病院において一時的にパニック状態に陥った結果、医療関係者の方に怪我を負わせてしまいました。(中略)本人は当面の間すべての芸能活動を自粛する運びとなりました》
記憶に新しいドロ沼不倫騒動から約2年。4月8日未明、広末涼子容疑者(44才)が静岡県警に逮捕された。広末の所属事務所は即座に冒頭のコメントを発表。この3月末には地上波テレビに復帰し、台湾での音楽イベントに参加したばかりだったが、驚天動地の逮捕劇となった。
「警察によれば、7日の午後7時頃、広末さんの運転する高級車が新東名高速道路のトンネル内で大型トレーラーに追突。そのまま、彼女は島田市内の総合病院に搬送され、搬送先の病院内で看護師に暴行をはたらき、逮捕されました。事故直前には、高速道路のサービスエリアで周囲の人に大声で話しかけるなどの“奇行”も目撃されていました。逮捕後、身柄は浜松市内の警察署に移され、取り調べを受けたようです」(全国紙社会部記者)
トンネル内には車の破片が多数飛び散り、大惨事となりかねない事故だったが、幸い当事者たちに大きなけがはなく、広末のけがの程度も軽かったようだ。事故直後には、トンネル内で立ったり座ったりを繰り返し、落ち着きなく動く彼女の姿が目撃されている。
「警察官や看護師に悪態をつくなど、落ち着かない様子だった広末さんは、応急処置を終えると、治療と検査を待っている間に姿をくらませてしまった。看護師たちが『どこかに逃げてしまったのか』と探し回ると、院内をふらふらと歩き回っていた広末さんを発見。彼女を静止しようとしたところ、パニック状態になって看護師を蹴ったり、爪でひっかいたりしたため、居合わせた捜査員によって拘束されました。
まるで検査から逃亡したような見え方になったのもよくなかった。搬送時、アルコールのにおいはしなかったそうですが、錯乱状態にあった広末さんの身に何が起きていたのか、病院では尿検査が準備されていたはずですが……」(警察関係者)

10代から芸能界の第一線を走り続けてきた広末。2回の結婚を経験し、3人の子供の母となった彼女の大きな転機となったのが、2023年6月に『週刊文春』で報じられた人気シェフ・鳥羽周作氏(46才)との不倫騒動だった。
「有名チェーン店とのコラボを重ね、“フレンチの革命児”の異名をとった鳥羽さんは、髭面で格闘家のようなワイルドな風貌。対照的なふたりは、美女と野獣とも表現されました。報道では、ダブル不倫の関係にあったふたりの赤裸々なやりとりも明かされ、燃え上がる恋の様子が世間の耳目を集めました。
さらに、当時、広末さんの夫だったキャンドル・ジュンさんが会見を開き、涙ながらに広末さんを擁護するなど、話題は尽きませんでした。結局、広末さんも鳥羽さんも離婚しました」(芸能関係者)
昨年5月の鳥羽氏の誕生日には、近所の中華レストランに広末の子供も集まり、“家族で”お祝いパーティーを開くなど、交際は現在も順調なようだ。
「ふたりはお互いの子供の人生を最優先にして、再婚する必要はないという考えで一致している。それでも鳥羽さんへの思いは変わらず、彼からもらった指輪を大切にして肌身離さず身につけているそうです。一方で、仕事については意見がぶつかることもあるそうで、鳥羽さんは周囲に『アドバイスしても、意外と頑固なんだよな……』とボヤいていました」(別の芸能関係者)
不倫騒動でも明らかなように、何事にも一直線の広末。若かりし頃には、たびたび不可解な行動も報じられてきた。
「“国民的アイドル”として脚光を浴びる一方で、20代前半は、距離150kmのタクシー無賃乗車が報じられたり、毎日のように交際相手と深夜に西麻布のクラブに入り浸ったりしていました。身内も危なっかしいところがあるのを危惧していたのでしょう。その頃は、クラブにもお母さんが付いてきていた。お母さんは広末さんが盛り上がるのを“監視”しながら、ネイルの手入れなんかをしてもらっていましたね」(前出・別の芸能関係者)