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お腹周りのダイエット|ピラティスを応用した簡単腹筋2つ紹介

難しいイメージのピラティスも、寝姿勢のポーズなら、手軽に実践できて毎日続けやすい。下腹痩せを実現してくびれ復活も、バストアップも叶えます!

背骨を柔軟にすると正しく効く

ラグビー選手時代にけがの治療でピラティスを始めたパーソナルトレーナーの菅原順二さん。

「ピラティスは難しいと敬遠する人が多いのですが、それは背中が硬く、体幹を使えていないせい。特に女性はこの傾向が強く、腹筋が弱くて腰が反りがちです。呼吸法を身につけるだけでも背骨が柔軟に動き、体幹を正しく使えるようになります。人は1日に約2万回の呼吸をし、呼吸によるエネルギー消費が基礎代謝の3割を占めています。深い呼吸ができれば代謝が上がり、自律神経が整うので、更年期の不調なども緩和されますよ」(菅原さん・以下同)

【ごろ寝ピラティスのココがすごい!】
・深い呼吸により、燃焼しやすい体になる
・アンダーバストとお腹まわりが引き締まる
・反り腰が改善され、腰痛の予防・対策にも

まずは胸式呼吸をマスター

以下のすべてのエクササイズで行う胸式呼吸。ろっ骨の開閉をスムーズに行い、背中は常に床につくように意識を。

・息を吸う時
外ろっ間筋などがろっ骨を広げ、横隔膜が下がって肺に空気が入る

・吸う

仰向けになって肋骨に手を当てながら息を吸っている女性
写真10枚

あお向けに寝てひざを立てて、手はろっ骨に添える。鼻から大きく息を吸い、肺に空気を入れるイメージで胸を膨らませる。手でろっ骨が前後左右に開くのを確認しながら行う。

・息を吐く時
腹筋群がろっ骨を閉じ、横隔膜が上がって肺から空気が出る

・吐く

仰向けになって、肋骨に手を当てて息を吐いている女性
写真10枚


肺に入れた空気を口から吐く。尿意を我慢するようなイメージで下腹に力を入れながら、吸う時の倍の時間をかけて、ゆっくりと吐ききる。ろっ骨は腹のほうへ下がり、閉じる。

背骨じわじわ腹筋

起き上がる腹筋とは違って、体を倒すのがポイント。下腹の腹筋を強化。

足を立てて座り、肘をかるく曲げて息を吸っている女性
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【1】 体育座りをして、息を吸いながら、背筋を伸ばす。腕はひじを軽く曲げて前に伸ばす。

立膝で座った姿勢から、顎を引きながら背中からゆっくり倒れていく女性
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【2】あごを軽く引いて、息を吐きながら、ゆっくりと上半身を後ろに倒す。背骨の骨を1個ずつ床に着地させるイメージで。頭まで床についたら息を吸い、素早く【1】に戻って繰り返す。【1】【2】を10回繰り返す。

座った姿勢から、背筋を伸ばしたままの姿勢で倒れる女性
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【NG】背筋を伸ばしたまま倒れると、下腹に力が入らない。

ごろりん腹筋

なめらか&リズミカルに前後に転がり、背中の柔軟性と下腹を強化。

ひざ裏を持ち、お尻だけで座っている女性
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【1】体育座りからひざを腰幅に開き、手でひざ裏を持つ。脚を持ち上げ、胸の近くまで引き寄せる。

ひざ裏を持って座った姿勢からそのまま寝転ぶ女性
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【2】背中を丸め、息を吸いながらボールのように後ろへ転がる。肩甲骨が床についたら、息を吐きながら反動で起き上がり、【1】の位置でピタッと止める。【1】、【2】を10回繰り返す。

ひざを少し離して足を持ち上げている
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【POINT】
脚を持ち上げた時、かかとをつけて、ひざは腰幅に開くと姿勢を保ちやすい。

ひざ裏を持って寝転ぶ女性が太ももを胸につけている
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【NG】後ろへ転がる時、脚は胸につけず、間を空けておく。

→寝ながらできる!くびれ効果をUP「ひねりストレッチ」のやり方はコチラ!

教えてくれたのは:菅原順二さん

菅原さんの顔写真
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パーソナルトレーナー。『アランチャ』代表。全米公認ストレングス&コンディショニングスペシャリストなどの資格を持つ。『ReebokONEアンバサダー』も務めている。

撮影/田辺エリ

※女性セブン2019年3月7日号

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