ステップ2/顔 こわばりをほぐしてリフトアップ!
「顔だるみのうち、実は二重あごは末期と言われています。1段階目にくるのがゴルゴ(眼瞼下垂)→2段階目にほうれい線、頬たるみ→3段階目に口元→最後があごです。解消するために、顔の筋肉を鍛えて、あごまで落ちてきた脂肪を元の位置に戻します。筋肉に正しい位置を覚え込ませることによって、たるみの予防ができます」
【1】拳を頬にぐっと入れ込んで、咬筋をぐりぐりと揉みこねてほぐす。リンパが詰まっているエラの部分も、あごの骨に沿って拳でぐりぐりと詰まりをほぐす。目安は、口を開け閉めして軽くなるまで。特にかみ合わせのところはこるのでしっかりと。
「口周りの筋肉は、顔全体に派生して作用しているのでとても大事な部位です。おばあさんになると口周りがしわしわになるのは、動かさないことが原因なのです」
【2】エラをぐっと掴んで左右に揺さぶりほぐす。
「ここをほぐし続けると柔らかくなり、あご周りがすっきりとしていきます。実はエラは、噛み癖でできたものなので、なくせるんです」
【3】こめかみに手のひらを置いて、斜め上にぐりぐりと動かして側頭部を柔らかくほぐしてから、手を頭に添えて、斜め上にぐっと引っ張る。引っ張ったときに、ほうれい線が消えるのが、筋肉の正しい位置。
「咬筋と目の横の側頭筋は、あご骨と頬骨に繋がって表情筋を支えている一番の根幹で、体でいうインナーマッスルのようなものです。この土台が落ちると、その上にある表情筋も脂肪も一気にどっと落ちてしまいます。
引っ張るときには、まっすぐに手を置いてしまうと効果が出ないので注意を。目尻を上げた顔は10年前の顔なので、10年前を思い出しながらやってみてください」
【4】ほうれい線に沿って手を置いて、ぐっと支えて持ち上げて頬骨の高いところへ引っ張る。笑って口角を上げる(10秒)。
【5】目の下のたるみを上げるトレーニング。頬の筋肉をぐりぐりとほぐしてから、手で誘導して上へ引っ張る。このとき、上唇を鼻につけるイメージで、上唇を上げて鼻につけるように「う~」という口をキープ。
「眉間にしわを寄せてしまうと、しわができてしまうので気をつけてください。梅干しの口にならないように、上唇だけを上げるのがポイントです。
口から頬骨についている大頬骨筋(だいきょうこつきん)は笑ったときに動く筋肉で、口角を上げて頬骨を動かすことがとても大事です。ここを鍛えないと、眼下や鼻の横の動かない筋肉から衰えてくるため、目の下のたるみやほうれい線ができてしまうのです。上唇を上げることで、目の下や鼻の横の普段使わない筋肉を動かします」
まずコリをほぐしてから、たるんだものを持ち上げるために鍛えるのがこの顔トレのコツ。ワンセット5回ずつ朝・晩が効果的。もし難しければ1日のどこかで1回だけでも◎。ぜひとも続けて、二重あご解消&筋肉の形状記憶を!
撮影/浅野剛
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