ダイエットの敵となる太る悪習慣。一気にすべてをやめようとすると長続きしなくなる。
まずは1日ひとつ、やめられるものからはじめて、“痩せ習慣”を身につけよう。夜寝る前の習慣や入浴法について、専門家に聞いた。
“シャワーだけ”をやめる
湯船にじっくりとつかり、体の芯を温めることで代謝もよくなり、脂肪も燃えやすい体に。
「シャワーだけだとどうしても体が冷えてしまいますので、疲れていてもなるべく湯船につかるようにしてください。しかし就寝前は15分以内、朝などこれから活動するときは15分以上に。長湯は体の代謝がよくなるため、寝る前はかえって目がさえてしまい睡眠の妨げになってしまいます。
またお風呂をあがるときには、しっかり背中をふくのを忘れずに。背中が濡れたままだと体全体が冷えてしまいます」(中医学博士・楊さちこさん)
ボディータオルで体を洗うのをやめる
体を洗うときにタオルでごしごし洗うのは肌も傷めるうえ、自分のボディーラインに気づきにくくなる。
「タオルをやめて手洗いをすることで、“おなかにお肉がついた”など自分の手で実感することができます。 また手洗いはマッサージ効果もあり、血行もよくなるので、ダイエットのモチベーションが上がるだけでなく、肌もすべすべになります。お風呂場に鏡があれば全身のチェックも忘れずに」(ダイエットコーチ・EICOさん)
小さいショーツをやめる
健康な状態とは、冷えずに体が柔らかいこと。そのためには下着にも要注意!
「冷えると体が固まってしまい、動きにくくなり、代謝も下がってしまいます。小さいショーツではおなかを冷やしてしまうので、入浴後はおへそまで隠れるようなパンツをはくか腹巻をしましょう。首や肩が冷えても代謝が悪くなるので、ストールなどで温めるようにして」(中医学博士・楊さちこさん)
ボーッと歯みがきをやめる
歯みがきしている時間、ぼーっとしているのでは? それなら運動を取り入れよう。
「何かの習慣と組み合わせてエクササイズをすると長続きします。歯みがきは毎日の習慣なので、この時に3秒かけて腰を下ろすスロースクワットを5回やってみましょう。慣れてきたら回数を増やして」(ダイエットインストラクター・小林一行さん)
寝る前にテレビ、スマホをやめる
テレビやパソコン、スマホの画面から出るブルーライトは交感神経を活発にし、睡眠の妨げとなる。
「良質な睡眠を得るためにも寝る1時間前はパソコンやスマホの画面を見ないこと。お風呂からあがってからはゆったりした音楽や気持ちが落ち着くような本を読み、好きな香りをかいで布団に入るのがよいでしょう」(小林さん)
夜更かしをやめる
夜更かしをして睡眠不足になると、肥満街道まっしぐら。
「体重が減るのは睡眠時。副交感神経が働いていると、活動した昼間に使った筋肉や内臓を修復するためにカロリーが使われます。前の晩よりも朝、体重が減っているのはそのためです。
ストレスで睡眠不足が続くと、脂肪を分解するホルモンが減ったり、脳が糖分を欲して、甘いものを食べたくなります。ストレスを軽減するためにも夜更かしは避け、最低でも6時間は寝るようにしてください」(小林さん)
口呼吸をやめる
寝ているときなど、常に口呼吸をしている人は要注意。
「口から外気の毒素が入り、痰となって肺に溜まりやすくなります。痰を出すためには海水ぐらいの濃さの食塩水でうがいをすること。痰のつまりがなくなれば、呼吸もスムーズになり、酸素がうまく体内に取り入れられるので、代謝アップに。鼻が詰まっている人はストローを使って食塩水で鼻うがいをするとすっきりします」(楊さん)
イラスト/スギザキメグミ
※女性セブン2014年1月30日号
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