動くたびにたぷんと揺れる脇腹(わきばら)のぜい肉。へこませてもごまかせないレベルになったら、要注意。そこで、なかなか落ちずに居座る脇腹のお肉を落とす、簡単な筋トレやエクササイズ、グッズをピックアップした。脇腹のお肉がいなくなると、憧れのくびれに出合えるかも!?
脇腹のぜい肉に効く壁トレ「美くびれラインメイク」のやり方
自宅でできる簡単エクササイズに定評があるダイエットエキスパートの和田清香さん。その著書『30秒でスッキリ! 壁トレ』(ナツメ社)で提案している、スキマ時間に行うことができるエクササイズの中から、脇腹のぜい肉に効く壁トレを紹介。下半身の重みをお腹や脇腹にかけて、じわじわと鍛えるエクササイズは、寝たままできるから、さっそく試して。
【1】 お尻を壁につけて脚を持ち上げながら、仰向けになる。
【2】 お尻を壁につけたまま、両脚を揃えてまっすぐに。両肩を床につけ、両腕をハの字に伸ばす。
【3】 両脚を閉じたまま、右側にゆっくりと倒していく。
【4】 床すれすれまで倒したら、【2】に戻る。
【5】 両脚を閉じたまま、左側にゆっくりと倒していく。
【6】 【3】から【5】を往復で5回、繰り返す。
POINT!
・脚を床に近づけたとき、腰が浮いてこないようにお腹に力を入れる
・おへそは常に天井を向くように注意
「脚を左右に傾けるときは、上側の足が下側の足より伸びるように意識しましょう」(和田さん)
脇腹のリンパをストレッチ「体側を伸ばすポーズ」のやり方
ヨガインストラクターとして活躍中のチアキさんが、体のスイッチをONにする「朝活ヨガ」から脇腹に効くポーズを伝授。
食べたものを排出しない”溜め込み体質”は、ダイエットの敵。そんな人におすすめなのが、内臓を活性化する「体側を伸ばすポーズ」。肋骨周辺の筋肉をストレッチすることで内臓の活性を助け、腕を伸ばすことで脇腹のリンパを刺激。滞りない体を作る。
このポーズは美しいくびれには必須の「腹斜筋(ふくしゃきん)」も使うので、お腹痩せに効果あり。また「ハムストリングス」と「大腿四頭筋(だいたいしとうきん)」を鍛えるので、下半身デブ改善にも役立つ。
撮影/瀬尾直道
→脇腹のリンパを刺激!「体側を伸ばすポーズ」のやり方を動画でチェック
毎晩5分で“脇肉痩せ”を効果的に!「扇のポーズ」のやり方
ヨガインストラクターのチアキさんが伝授するヨガポーズをもう1つ。体を休息モードに切り替える「夜活ヨガ」から、脇腹に効く「扇のポーズ」を紹介。
体側と股関節を伸ばす「扇のポーズ」は簡単にできて、心地いいのもポイント。お休み前に取り入れることで、1日の疲れをとろう。
【1】 脚を組んで座る。
【2】 左脚を伸ばして、外側に開く。右脚はかかとを恥骨に合わせるよう、膝を曲げる。
【3】 左の胸を天井に引き上げるようにしながら、上体を傾ける。このときに、右のお尻が床から離れないように意識する。
【4】 吸う息で右腕を天井へと伸ばしていく。
【5】 息を吐きながら、左の体側を左の脚に近づけ、二の腕の内側を耳に近づけるように右腕を伸ばす。左胸が床向きにならないように注意。
【6】 下腹部を背骨の方向に引き上げるようにして、胸を開き、しっかりストレッチ。そのまま5回ほど、ゆっくりと呼吸を繰り返す。
【7】【1】の姿勢に戻り、反対側も同様に【2】~【6】を行う。
POINT!お尻は床につけたままキープ
【3】~【6】で上体を傾けるときに、お尻が浮いてしまうと、効果的なストレッチにならない。バランスの調整も得られなくなるので、どうしても浮いてしまう場合は、お尻の下にバスタオルやブランケットなどを敷いて、高さの調整を。
撮影/瀬尾直道
→下半身のむくみ解消にも役立つ「扇のポーズ」のやり方を動画でチェック
脇腹の筋肉「腹斜筋」「腹横筋」を鍛える「お腹ペタンコストレッチ」のやり方
ピラティストレーナーのTOMOKOさんが、ウエスト周りの筋肉である「腹斜筋」「腹横筋」を鍛える「お腹ペタンコストレッチ」を伝授。
しっかりと体をねじるには背もたれのある椅子の方がやりやすい。また、腰掛けるときは、浅めに腰掛けるのがポイント。
【1】 椅子に浅めに腰掛け背筋をまっすぐに。
【2】 左脚を右脚の太ももにかけて、右手を左脚の太ももに、左手は椅子の背もたれに。
【3】 息を吸って吐くときにお腹が細くなるよう、タオルをぎゅっと絞るようにして体をねじる。この状態で10秒間深呼吸する。
【4】手脚を入れ替えて反対側も行う。
以上が1セット。いつでもどこでもできるので、時間ができたときに何回でも繰り返してやってみよう。
撮影/手塚 優
→椅子を使った「お腹ペタンコストレッチ」のやり方を動画でチェック
ウエスト痩せを目指す「お座りエクサ」のやり方
「腹斜筋」を鍛えて、ほっそりとしたウエスト&背中をかなえるエクササイズを、骨盤美容家の柳沢とも子さんが伝授!
【1】 椅子に座り両手をまっすぐ前に出す。
【2】 肘をまっすぐ後ろに引きながら、肘の先を見るように上体をしっかりねじる。
【3】 【1】の体勢に戻り、反対側の腕も【2】と同じように行う。
【4】 【1】~【3】を左右交互に10回繰り返す。
これを1日に3セットを目標にしましょう。
NG! 腕を引こうとしすぎてバランスが崩れ後ろに倒れる
腕を引くことに意識が行くと腹筋に力がはいりにくくなり、体の重心が後ろにいってしまうので注意しよう。
→ほっそりウエストを叶える「お座りエクサ」のやり方を動画でチェック
【グッズ】ひねりの動きで脇腹を鍛える『ワンダーコア ツイスト』
「オークローンマーケティング」が販売しているお手軽腹筋マシン『ワンダーコア ツイスト』(1万4904円)。「ワンダーコア ツイスト」は、国内累計販売台数300万台を突破するヒット商品「ワンダーコア スマート」の進化版。
座って倒れるだけで腹筋ができる『ワンダーコア スマート』のシートを、180度回転するように改良してある。これにより、鍛えにくい脇腹の「腹斜筋」を引き締めるエクササイズが簡単にできるように。
→『ワンダーコア ツイスト』の効果的な使い方についてはコチラ
【グッズ】効率的に脇腹を引き締め!『VIVALA ヒートシェイプベルト』
腰に巻き付けて、ウエスト部分にサウナ効果をもたらし、汗をかくことでむくみの原因となる余分な水分を体外に排出できるという『VIVALA ヒートシェイプベルト』。
美ウエストの持ち主、ボディメイカーのJUNさんいわく、汗をかきづらい人や姿勢が崩れている人にもおすすめだという。
「冷えている脂肪は落としにくいので、より脂肪を燃えやすい状態にして、有酸素運動をすることで、効率よくウエストシェイプができます。なので、このベルトは、お腹周りを触ると冷たい人、汗をかきづらい人などに特におすすめ。しかも、軽いので、普段着の下に忍ばせて、通勤や買い物など、ちょっとした日常の動きでも有効に体を温めて脂肪燃焼をサポートできます」(JUNさん)
→『VIVALA ヒートシェイプベルト』の他の使い方や詳細についてはコチラ
【グッズ】AYAメソッドで簡単お腹痩せ!『AYAメソッドトレーニングキット』
今やテレビや雑誌にひっぱりだこのクロスフィットトレーナー・AYA(あや)さんが、プロデュースする『AYAメソッドトレーニングキット』(1万8900円税込)が「ダイレクトテレショップ」から発売され話題に。中には3kgの「メッドボール」とAYAさんの腹筋を作り上げたという「Ab(アブ)マット」、そして、AYAさんがエクササイズを指南してくれるDVDがはいっている。
メッドボールを持ち上げてみると、ずっしりと重い。エクササイズDVDでは、プライベートレッスン感覚でAYAさんがわかりやすく使い方をレクチャーしてくれる。ボールを持ってスクワットをしたり、ジャンプをしたり。単純な動きのエクササイズも多いので、宅トレ初心者でもすぐ始められそう。
Abマットは、腹筋をアシストするアイテム。Abマットを背中が倒れる場所に置き、足の裏を合わせた姿勢で腹筋をしてみると、緩やかな山型の部分が腰を軽く押してくれるような感覚。腹筋を使っている実感がありながらも、Abマットなしのときと比べて格段に楽に腹筋ができる。
撮影/冨永智子