健康・医療

快眠グッズを厳選!マットレス、枕、”香り”など睡眠環境を整えて朝までグッスリ

「気持ちよく朝までぐっすり眠りたい」そんな願いを叶えるために、さまざまな準備をしている人も多いはず。しかし、入眠のための体作りができても環境が整っていなかったら台無し。熟睡し、スッキリとした寝起きを迎えるためには、空間作りも大切だ。睡眠コンサルタントの友野なおさんは、「視覚、聴覚、温熱感覚、触覚、嗅覚という5つの側面から整え、時短睡眠で熟睡感を得て健康と美を育む時間にしてください」と、睡眠環境の重要性について話している。睡眠環境を整えるアイテムについて紹介しよう。

睡眠環境を整えるアイテム

●温湿度計/温度は18~27℃、湿度は50~60%がベスト

「温度湿度の管理も快眠空間作りに必須ですが、加齢とともに温度や湿度に鈍感になってしまうので測度計でチェックすると安心です」(友野さん・以下同)

デジタル温湿度計
写真10枚

上下左右、広い角度から液晶表示が見やすい。『デジタル温湿度計』(ホワイト)1810円 電話03・3538・1311(無印良品 銀座)

●リラックスライト/揺らぐ光とアロマの香りで快眠

リラックスライト
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水面の波紋のように広がるリラックス音、アロマのナチュラルな香り、ろうそくのように揺らぐ光で快眠へと導く最新ツール。『Sleepion3』バッテリーなし(標準セット) 9800円 フリーダイヤル0120・083・703(ティ・アール・エイ)

●常夜灯/目線より下に

「目線以上の高さだと眠りを浅くするため、床や足元を照らしましょう」

LEDスティックライト
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3分割できるLEDスティックライト。好きな長さに調節してベッドの下などに入れると、睡眠の邪魔をしない自然な光が。幼児がいる家庭や真っ暗が苦手な人に。『レードベリ』(ホワイト) 1850円(編集部調べ) 電話0570・01・3900(イケア・ジャパン)

●パジャマ/眠りを妨げない素材で

睡眠上手な人の特徴のひとつが寝返り上手だということ。寝返りを妨げない寝間着こそが綿素材のパジャマだ。

「薄手で吸収性も高いため寝返りもしやすく不快感もありません」

・高機能でなめらか

赤いチェックのパジャマ
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「吸湿・吸水性」「通気性」「保温性」と機能面◎。手ざわりや明るい色合いにリラックス効果も。『マシュマロガーゼ カラーチェック レディスパジャマ』(S・M・L) 1万8000円
電話03・3661・7501(UCHINO)

・寝返りに特化

生成り地のパジャマ
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脇の下にゆとりを持たせることで寝返り時に腕が動かしやすいなど随所にこだわりが。『睡眠科学 寝返りを考えたワコール独自設計のパジャマ』(ベージュ/M・L) 1万6000円 フリーダイヤル0120・307・056(ワコール)

●マットレス・枕/同メーカーで揃えるとフィット感アップ

「マットレスと枕のかたさや反発度合いはメーカーによって異なるため、同じメーカーで揃えれば違和感が解消されます」

●ベッド/布団よりも安眠

床から30cm以上の高さを保つと衛生面でも安心です。

●オーダーメイド寝具/どの向きでも快適にフィット

全身を計測し、約1万3000種類の組み合わせから作るオーダーメイドマットレスは、体圧をしっかりと分散して、スムーズな寝返りを実現。

オーダーメイドのマットレス
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『FIT LABO オーダーメイドマットレス』(ベッド用WSS)18万円。仰向き寝、横向き寝を快適に維持できるオーダーメイドまくらは、10年間無料で高さ調整をしてくれるのでコスパも最強。

オーダーメイドのまくら
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『FIT LABO オーダーメイドまくら』(43×63㎝)2万円など フリーダイヤル0120・36・8161(西川)

●うどん布団/奇想天外な布団が絶頂睡眠へ

深い眠り“絶頂睡眠”へと導く手技が話題の頭ほぐし専門店『悟空のきもち』が、世界初の『睡眠用うどん』を発売。寝ながらにして麺部分の開閉を自在に行えるため、寝返りもしやすく温度調節もバッチリ。分解して自宅での洗濯可。

うどんのような布団
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『睡眠用うどん』(横110×縦200cm) 1万6800円 電話03・6743・4334(ゴールデンフィールド)

●レッグウォーマー/靴下よりもおすすめ

パジャマ姿でレッグウオーマーを履く女性のイラスト
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女性は冷えや乾燥対策に靴下をはいて寝る人が多いが、実はNG。

「足先から放熱できなくなるため、体温調整ができず蒸れによる不快感も。靴下は寝る前に脱いで、寝ながらでも自然に脱げるくらいの柔らかな素材のレッグウォーマーがオススメです」

それでも眠れない時は…睡眠外来で専門医に相談しよう

いろいろな方法を試してみてもやっぱり眠れず、「どうしてこんなに眠れないんだろう…」と不安になったら医師を頼るのも手。睡眠・呼吸専門外来医院院長の白濱龍太郎さんに、睡眠外来について聞いた。

患者を診察している白濱医師
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●丁寧なカウンセリングから必要に応じた検査まで

眠れないという不安や、眠らなければというプレッシャーは時に病を招くことも。

「特に思い当たることがないにもかかわらず1か月以上寝られない、熟睡感がない、次の日眠気が強いということがあったら、睡眠の専門医に相談すべきだと思います」(白濱龍太郎さん・以下同)

というように、不眠が慢性化しないうちに行ってほしいのが睡眠外来だ。

全国にある睡眠専門施設は年々増加し、100軒を超える。“ただ眠れないだけで病院なんて…”と思わずに、まずは自分の睡眠状況を相談するだけでラクになることもある。

「一番大事なのは問診です。睡眠障害といっても不眠だけではなく、睡眠時無呼吸症候群、むずむず脚症候群、レム睡眠時行動障害などいくつもあります。時には気づいていないだけで何か病気が潜んでいるケースも。問診や会話から、悩みを解消するヒントが見つかる場合もありますよ」

いきなり投薬や治療が始まるわけではなく、丁寧な問診や必要に応じた検査など対処は100人100通り。心地よい睡眠のために、選択肢のひとつに入れておいて損はない。

●あなたの睡眠をチェック

Q:以下の途中でウトウトすることはありますか?

□座って読書中
□テレビを視聴中
□人の大勢いる場所(会議・劇場)で座っている時
□乗客として1時間以上、車に乗っている時
□午後に横になって休憩をとっている時
□座って人と、会話している時
□昼食後(飲酒無)、静かに座っている時
□運転中、渋滞や信号待ちをしている時

Q:生活の中で次のような症状を感じることはありますか?

□眠りに落ちたと思ったら、体が動かない・金縛りをよく経験する
□一晩中夢ばかり見て熟睡した感じがしない。怖い夢・鮮明な夢を見る
□眠りに落ちる時、人の声や気配を感じたり、耳鳴りがすることがある
□笑う・喜ぶ・驚くなどの強い情動により突然、膝や腰の力が抜けてしまったり、倒れたりすることがある

※RESM新横浜 睡眠・呼吸メディカルケアクリニックでの問診の一例

教えてくれたのは: 白濱龍太郎さん

筑波大学卒業、東京医科歯科大学大学院統合呼吸器学修了(医学博士)。社会医学系専門医協会指導医。日本睡眠学会専門医。RESM(リズム)新横浜 睡眠・呼吸メディカルケアクリニック院長。著書に『見るだけでぐっすり眠れる深睡眠ブック』(宝島社)など。

■RESM(リズム)新横浜 睡眠・呼吸メディカルケアクリニック
睡眠外来、呼吸器外来、禁煙外来を設置。睡眠と呼吸について幅広く治療を行う。
住所/神奈川県横浜市港北区新横浜3-8-12 丸八新横浜ビル4階
休診/月曜・日曜・木曜午後 (電話)045・475・5155 http://www.resm.info/

撮影/菅井淳子、平野哲郎 イラスト/藤井昌子

※女性セブン2019年10月31日号

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