新しい年が始まり、抱負として「ダイエット」を掲げた人も多いのでは? そこで、さらにダイエット意識を高めるべく、コンビニにあるダイエット向きの食品を美のプロに選んでもらった。
意識せずに選んでしまうとご飯、パン、麺など、糖質過多になってしまうため、肉、魚、卵などのたんぱく質、野菜、豆類、海藻、きのこ類などを積極的にとるようにしているという骨格ボディメイクトレーナーの植吉紘子さん。一方で、カロリーはほとんど気にしないという。カロリーの低さより、栄養価の高さを重視したダイエット向きのコンビニフードを教えてくれた。
「コンビニでは卵、バナナ、豆乳などシンプルであまり加工されていないものを中心に選ぶのが基本。ただし、総菜などを選ぶ際に、原材料を隅から隅まで見渡し、『◯◯がはいっているから食べられない』と、完璧を求めてしまうとそれがストレスになってしまうので、嗜好品として食べると決めたときには細かく気にしすぎずに食べるようにしています」(植吉さん・以下同)
『サラダフィッシュ サーモントラウト』(セブン-イレブン)
●糖質ダイエットにも最適!
そのままでも、サラダなどのトッピングとしても重宝する、サーモントラウトのサラダフィッシュ。塩味をベースに、パセリ、ホワイトペッパーでシンプルに味付けされている。カロリーは1パックあたり96kcal。たんぱく質は12.5g摂れる。糖質はわずか0.3g。
「消化吸収がよいたんぱく質として、強い抗酸化作用がありシミ・シワを抑制する働きがあると人気のサーモン。人間が生きていくうえで欠かせない必須脂肪酸DHA、EPAが豊富です。鮭がダイエットに最適なのは、体内の糖と脂質の代謝を助けてくれるビタミン類が豊富だから。肌の健康を維持したり、骨粗しょう症の予防にも効果的と言われています」
『炙り焼チキン』(セブン-イレブン)
●サラダチキンに飽きたら炙り焼き!
鶏もも肉を直火で焼き上げた、香ばしい味わいの炙り焼きチキン。鶏肉は塩こうじを加えて下ごしらえされていて、肉のうま味が感じられる。照り焼きソースで味付けされていて、1パック80g入りで163kcalと意外とカロリーは低め。たんぱく質は15.8g摂れ、糖質は4.2g。
「高たんぱくでボディメイクフードの定番である鶏肉。さっぱりとしたサラダチキンに飽きた人や、バリエーションが欲しいという人に、こちらのこってり濃厚な味の炙りチキンがおすすめです」
『たことブロッコリーバジルサラダ』(セブン-イレブン)
●疲労回復&若返りにも!
たことブロッコリー、枝豆などがはいって、1包装あたり95kcal。たんぱく質は5.9g、糖質は6.4g、食物繊維は2.2gと表示されている。以前は、これにじゃがいもがはいっていたが、糖質制限ダイエットブームの波を受けてか、じゃがいもなしバージョンになった。
「ビタミンCたっぷりなうえに、植物性たんぱく質が豊富で、体脂肪率コントロールに最適のブロッコリーと、高たんぱくで低カロリーなたこのサラダ。たこは活性酸素の働きを抑え若返りビタミンとも呼ばれるビタミンEや、貧血予防、疲労回復効果のあるタウリンの含有量もトップクラスです」
『ゆず香る豆とひじきのサラダ』(セブン-イレブン)
●サラダチキンと合わせて高たんぱくな1品に
3種類の豆やひじき、麦など、8種類の具材を合わせ、ゆずやだし汁が香る和風ドレッシングでさっぱりと仕立てた、具だくさんの和風サラダ。独自製法でふっくらと仕上げた豆本来の豊かな甘みと、素材の風味を楽しめ、おかずやお弁当、普段のサラダのトッピングにも便利。1袋に70gはいって64kcal。たんぱく質は4.5g、食物繊維は2.9g摂れる。糖質は5.9g。
「カルシウムや鉄、食物繊維も豊富で女性にぴったりのひじきと豆のサラダにビタミン豊富なゆずがはいった手の込んだ1品。サラダチキンやアボカドをトッピングして食べるのもおすすめです」
『素焼きアーモンド&小魚』(ナチュラルローソン)
●ダイエット中の優等生なおやつ
1袋28g入りで148kcal。たんぱく質は9.2gも摂れる。食物繊維は1.5g、ビタミンEは2.7mgと、ダイエットや美肌におすすめの栄養がたっぷり。
「ナッツを食べたあとの血糖値の上がり方は緩やかで、少量でも満足感が得られるので小腹が空いたときなどにおすすめです。ナッツが数種類はいったミックスナッツもいいですが、こちらは片口いわし入り。悪玉コレステロールを減らし、善玉コレステロールを増やし、血中の中性脂肪を減らす作用があると言われているDHAやEPAのバランスがよく、カルシウムと吸収率を上げるビタミンDも含まれているので健康的な食品の優等生です。たんぱく質の補給としてもおすすめのおやつです」
骨格ボディメイクトレーナー:植吉紘子さん
美姿勢美脚スペシャリスト。全米ヨガアライアンス。大学時代にスポーツクラブのインストラクターを経験し、水泳、エアロビクス、ウエイトトレーニング、マラソン、ヨガ、ピラティスなどあらゆるエクササイズにチャレンジするも、コンプレックスの下半身太りは変わらず。その後上京し、痛みの出ない体の使い方を学ぶ。妊娠・出産を経て、現在は、ボディメイクや不調改善のサポートをする骨格ボディメイクトレーナーとして活動。
https://ueyoshihiroko.com/
撮影/黒石あみ 取材・文/竹腰奈生
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