健康・医療

うつと食事に関係が? 改善におすすめの食べ物は肉、魚介、乳製品など

うつになったときにとる食べ物の注意点は?

ただ、だからといってこうしたたんぱく質ばかり摂るのも考えものだという。

「セロトニンの合成には野菜や果物に含まれるビタミンB6や葉酸、ビタミンDなども必要ですし、ヨーグルトや納豆などの発酵食品、ワカメなどの海藻類や果物に多い水溶性食物繊維を多く摂って腸内環境をよくすることも大事。腸は脳と直接つながっていて相互に影響しているからです。

つまり、特定の食品ばかり食べるのではなく、あくまでも緑茶やトリプトファンなどの栄養素を意識しつつ、さまざまな栄養素をバランスよく食べること。それこそ、うつ病の予防や改善につながるのです」

セロトニンは、食事以外でも、日光を浴びることで分泌されるという。朝起きたらカーテンを開け、緑茶とともに朝食をしっかり摂ろう。ベランダでもいいから外に出て太陽の光を浴びると、相乗効果が高まるという。

この人に聞きました:工藤孝文さん

笑顔で指さしポーズをする工藤先生
写真4枚

減量外来・糖尿病内科医。福岡大学医学部卒業後、アイルランドとオーストラリアへの留学を経て、現在は福岡県みやま市の工藤内科で診療を行う。日本内科学会、日本肥満学会、日本糖尿病学会、日本東洋医学会、日本抗加齢医学会、日本女性医学会、小児慢性特定疾病指定医。『ガッテン!』(NHK総合)、『世界一受けたい授業』(日本テレビ系)など、テレビ出演も多数。YouTubeチャンネル『シックスパックのイケメン医師工藤孝文先生のダイエット外来』も配信中。最新の著書は『内臓脂肪が落ちる!糖質オフスープ 』(宝島社)。http://www.kudonaika.com/

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