オバ記者が宣言！新型コロナが収束した時には「シュッと痩せてる!!」

ダイエットの決心をしても、そのたびに欲望に負けて「挫折」「失敗」を繰り返している最近のオバ記者。

今度ばかりはついに決意を固めた?　ここ最近、秋葉原の家電量販店に行って何度もチェックしていたダイエットアイテムを再び見に行くことに。

＊　＊　＊

アキバに住むのは「ヨドバシ行くため」

住まいを聞かれ、「秋葉原」と言うと、「えっ？　人、住んでいるの？」と驚かれる。40代までの人は、メイドカフェ、オタクの聖地をイメージして、50代以上の人は電気街。どっちにしてもごちゃごちゃしていて、人が暮らしているとは思えないらしいの。

そんな街に4年前に引っ越してきた理由のひとつは、いつでもふらっとヨドバシカメラに行きたいから。それまでもちょっと時間ができると何を買うわけでもないのに入り浸っていたの。最新の家電を見たり、250万円の大型8Ｋテレビを見たり、ン10万円のマッサージ機を使わせてもらったり。デパートをうろつくより、ずっとわくわくするのよね。

「部屋の隅に置ける」と一目ぼれ

で、今年に入って、ひんぱんに通い出したのがスポーツ用具売り場。中でも気になったのが『健康ステッパー　ナイスデイ』という足踏み機なの。何がいいって縦横50cm弱の大きさがいい。これなら部屋のすみに置いておける。

それでスタッフに声をかけて試しに踏み込んでみたの。「あらっ、けっこうな負荷がかかるのね。ウォーキングマシンみたいなもんかと思ったんだけど、太ももとお尻と、脚の付け根にもキタわ」と言うと、「ウォーキングマシンとは根本的に違いますね」と、器具の説明をしてくれた。

そのとき、「歩く動作って、意外と足が上がっていないんですよ。年配になると特にそうです」と言われたのがやけに胸に残ってね。確かにそうなんだもの。疲れてくると足をずるーっ、ずるーっと引きずって、膝から下しか動いていないし。

自宅にこもって食べまくり＆ネット三昧

一時期していた食事制限を、やめて1年半。じわじわと体重が増えているのは、まあ、仕方ないとして、イヤだなと思うのは、その太り方なのよ。背中からお尻、太ももにかけて、粘土を乱暴に貼り付けたよう。鏡に映る自分の姿を正面から見ている分にはまだいいけど、横がダメ。思わず目をそらしたくなるわよ。

そこにきて、今回の新型コロナウイルス騒動。2月から3月初めにかけて、区営のスポーツクラブに行くのをさぼっているうちに全国に感染が広がって、ついに東京都民には、「不要不急の用事がない限り、家から出ないように」という”おふれ”が出た。

「この週末だけで2kg太ったよ」と友だちからLINEがきたけど、体重計に乗っただけエライ。私なんか時間ができたもんだからパンケーキなんか焼いちゃって、発酵バターべったり、黒蜜とろ～り。

いや、私だけじゃないと思うよ。人が家に閉じこもっったら、関心事はひとつ。次、何を食べようかって、それでしょ。スーパーに行けば、肉、卵、豆腐、納豆、パンの棚がガラガラになっていて呆れたけど、そうそう、人は不安になると食に走るんだよね。私が食べすぎちゃったのも、漠然とした不安感からなのかも。

それで丸一日、YouTubeを見たり、ネットサーフィンをしたりしていたら、太らないわけがない。

「よしっ、“健康ステッパー”を買おう！」

値段は1万円でおつりがくるけど、先行き不安な63才にとって、決して小さなお金じゃないんだよね。

が、しかし。連日、テレビをつければ気の滅入るニュースばかりだけど、これを踏みながらだったら、ちょっとだけ気分が明るくなるかも…。いやいや、これを日課にして脚の筋肉を鍛えたら、コロナ騒動あけにはシュッとした下半身の私…。キャーッ、なんて素敵なんでしょ！

さてさて、私のビューティ大作戦はどうなるか。今度こそ理想に近づくわよ。

オバ記者（野原広子）

1957年生まれ、茨城県出身。『女性セブン』での体当たり取材が人気のライター。同誌で、さまざまなダイエット企画にチャレンジしたほか、富士登山、AKB48なりきりや、『キングオブコント』に出場したことも。バラエティー番組『人生が変わる1分間の深イイ話』（日本テレビ系）に出演したこともある。一昨年、”月曜断食”で7か月で11kgの減量を達成。