「入学、就職、転職など、4月は“新しい自分”へのデビューの季節。もともと予約が多い時期ですが、ここ数週間は例年以上に混み合っています。考えられる理由は1つ。在宅時間の急増です」
こう話すのは、大手全国チェーンの美容外科に勤務するAさんだ。いま、美容整形をしようという女性が押しかけているという。
「整形に興味があってもダウンタイムのためにちゅうちょする人が多い。でもこのコロナ騒動で“いまなら”とこれまで踏み切れなかった施術を選ぶ人も増えています」(Aさん)
平時の3倍くらいの来院数に
ダウンタイムとは、施術による腫れや赤みが落ち着くまでの時間のことをいう。たとえば埋没法や切開法によるまぶたの二重手術は1週間ほどのダウンタイムを要する。このダウンタイムを乗り切る策がなかった人にとって、今回のコロナ禍は転じて福となっているようなのだ。
「まず多いのは、鼻や唇の部分的な整形です。次にレーザーなどを使い、しわを薄くしたりシミを取る美肌治療。うちの場合は平時の3倍くらいの来院数になっています」(別のクリニックの医師)
夏を控えたこの時期は、例年なら痩身や豊胸の施術も多いそうだが、今年は出足が遅いという。いつになれば海辺やプールサイドで手術の成果を発揮できるか、見当がつかないことが理由のようだ。
ともあれ、ママ友にも上司にも同僚にも知られずに、悩みを解決できるチャンスと捉えている人は多いようだ。
都内で働く会社員のBさんは、最近長年のコンプレックスだった目の下のクマを薄くする施術を受けた。
「ダウンタイム中にリモート会議がありましたが、“パソコンのカメラの調子が悪い”と言い張って、音声だけで参加。先日、久しぶりに同僚と顔を合わせたら『在宅勤務のおかげ⁉ 顔色がとてもいいね!』と指摘されました。狙い通りです(笑い)。こうなったら頰のシミを取る手術も受けようと思います」
まぶたを整形する手術受けた母娘も
中学生の娘の休校が続いているというCさんは、母娘でまぶたを二重にする手術を受けたという。
「買い物で近所の人に会うこともありますが、めがねとマスクをしているので、気づかれていない自信があります」
前出の医師は、この時期だからこその注意点をこう話す。
「コロナに効くと謳って、ビタミン剤などの内服薬をすすめるクリニックもあると聞きます。ビタミン剤がコロナに効くというエビデンスはないので、注意してください」
有為転変は世の習い。緊急事態宣言にもしなやかに立ち向かいたい。
※女性セブン2020年4月23日号
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