低カロリーで、ダイエットの味方としておなじみのこんにゃく。淡白な味で食べ飽きてしまったら、意外なアレンジを試してみて。
社会人1年目でいっぱいいっぱいの一人暮らしをしている主人公の青葉ひなの(ひなちゃん)と、料理上手な隣人・本田知子(とも姉)のやりとりを中心に展開する、草野かおるさんの著書『激せまキッチンで時短!簡単!ムダなしごはん』(ぴあ)では、時短料理のテクニックや簡単レシピを漫画で紹介している。
その中からこんにゃくを使ったヘルシーでおいしいレシピを2品紹介。
「こんにゃくは体の砂払い」ということわざがあるように、こんにゃくは体の中に溜まった砂(悪いもの)を排出してくれるのだそう!
本来、冷凍保存はできないこんにゃくだけれど、あえて冷凍することで凍(し)みこんにゃくにする方法もある。そうすると、こんにゃくはスポンジ状になって食感も変化し、調理するとまるで肉のような食感に。
「チンジャオこんにゃく」のレシピ
牛肉の代わりにこんにゃくを使ったヘルシーなレシピ。こんにゃくは袋のまま冷凍して、解凍しておく。解凍に少し時間がかかるので、前日に冷蔵庫に出しておくのがおすすめ。
《材料》
黒こんにゃく(冷凍したものを解凍しておく)…1枚(250g) ピーマン(細切り)…2個 麺つゆ…大さじ1 片栗粉…大さじ1 オイスターソース…適量
《作り方》
【1】凍みこんにゃくを細く切って、沸騰したお湯で2分茹でる。
【2】【1】が冷めたら絞って水分を抜いてポリ袋に入れる。麺つゆを軽く揉み込んだら、片栗粉をまぶす。
【3】分量外の油で【2】を炒める。くっつきやすいので、箸で広げながらそっと扱う。
【4】【3】にピーマンを加え、オイスターソースで味をつける。ピーマンが好みの柔らかさになるまで炒めて完成。
「凍みこんにゃくから揚げ」のレシピ
ちぎった白こんにゃくを凍らせた、ひと口大の凍みこんにゃくを使うレシピ。ちぎったこんにゃくはポリ袋に入れて凍らせて。サイズが小さいので、冷凍庫から取り出して流水解凍をすればその日の食事に使うことができる。
カロリーは鶏肉を使ったから揚げの1/3に。軟骨から揚げのような食感で、噛むと旨みがじわっと染み出ておいしい!
《材料》
白こんにゃく…1/2枚(125g) 片栗粉…大さじ1/2
【A】麺つゆ…大さじ1/2 にんにく(チューブ)…1cm程度 しょうが(チューブ)…1cm程度
《作り方》
【1】解凍した凍みこんにゃくを絞ってポリ袋に入れて、【A】で味をつける。
【2】【1】に片栗粉をまぶす。
【3】分量外の油で【2】を揚げ焼きし、表面がカリッとしたら完成。カレー粉を振って、アレンジしても◎。
教えてくれたのは:草野かおるさん
くさの・かおる。イラストレーター、防災士。出版社勤務ののち、イラストレーターとして活動。雑誌を中心にカットやイラストルポなどを手がける。PTA、自治会を通じて16年にわたり防災勉強会や防災訓練などで防災活動に関わったことを生かし、東日本大震災以降、ブログ、SNSでの発信を積極的に行っている。2018年には防災士の資格を取得。防災について講演を行う他、テレビやラジオにも出演している。『激せまキッチンで時短!簡単!ムダなしごはん』(ぴあ)は、『激せまキッチンで楽ウマごはん』(ぴあ)の2作目となる。インスタグラムアカウント@kusanokaoru
【データ】
ぴあ『激せまキッチンで時短!簡単!ムダなしごはん』
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